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【ハンターバレー】個人で何度でも行きたいおすすめワイナリー4選

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オーストラリアワインで最古の歴史をもつ、ハンターバレー。シドニーから車で3時間、北上したところに位置します。シドニーに日本から友人や家族が遊びにくることが決まったら、必ず寄りたい人気観光スポットです。

一度は泊まってみたいお洒落なブティックホテルも集結しています。

ハンターバレーのおすすめホテルはこちら

南に集結する有名ワイナリーと比較し、気温が高く、雨も多い亜熱帯性気候で、アルコール低めのさっぱりな辛口セミヨンと、濃厚でバランスの良いシラーズが有名です。

オーストラリアのBBQにぴったりな、美味しくコスパの良いデイリーワインもたくさんあります。ツアーだけでなく、ぜひ個人でも伺っていただきたい、ハンターバレーのおすすめワイナリーを2021年7月に行った最新レビューとともに、ご紹介。

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TYRRELL’S

オーストラリアワインの先駆者

19世紀半ば、Tyrrell’s創業者である英国移民Edward Tyrrell氏によって、セミヨンとシラーズの栽培が始まりました。現在は4代目Bruce Tyrrell氏指揮のもと、5代目Chris Tyrrell氏がチーフとして家族経営で世界レベルのワインを生み出しています。

Nothing is great unless it is good.

Edward Tyrrell

創業以来164年受け継がれるのは、技術や樽だけでなく、より優れた状態で次の世代にバトンを渡すという、初代の思いを継承してきた、それぞれの強い志があったようです。これがTyrrell’sが今も進化し、世界で愛され続ける理由なのかもしれません。

圧倒的な受賞歴を誇るTyrrell’s、代々受け継がれるVat1の樽で作られる辛口セミヨンに至っては、これまで受けた勲章やトロフィーは累計数5830以上にも達します。「ハンターセミヨン」として、オーストラリアワインを世界に広めたパイオニア的存在であり、さらに今ではオーストラリアでも人気となったシャルドネやピノ・ノワールの開拓にも大いに貢献しています。

成功しているにもかかわらず、控えめなセラーもなんだか好感がもてます。

赤白どちらも納得のテイスティング

テイスティングは、14種類ものワインを試飲し、セミヨン、シラーズ中心に好みのものがたくさんありました。しかもお値段もほぼAU$40以下。ということで、私がお手洗いに行っている間に、夫がメンバーに登録していました。今回の旅でメンバーにはならないと言っていたにもかかわらず、コスパの良さとメンバー割引に惹かれたようです。

こちらでやはり注目したいのは、フラッグシップの「ヴァットシリーズ」。ヴァット1のセミヨンは、テイスティングに含まれていませんが、ヴァット8シラーズ・カベルネは試飲に含まれています。ちなみにヴァット1のセミヨンや、ヴァット9のシラーズは、その後、何度もオーダーしているお気に入り。

ヴァット1セミヨンは、樽の上品な香りが心地よく、ホームパーティのシーフード前菜なんかにぴったりです♡

セミヨンはもちろんこちらもおすすめ

Tyrrell’s Vat 8 Shiraz Cabernet 2018  $90

90%シラーズに10%カベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドすることでお互いの個性を生かし、複雑性に華やかさを与えます。シラーズ特有のスパイシーさはまろやかで、ラズベリーなどのふくよかな果実味や酸味とのバランスが良い。スモーキーで深みもあり、チェリーやプラムの余韻が残ります。

Scarborough

白ワインが美味しい人気ワイナリー

Ian ScarboroughとMerralea ご夫婦が、オーストラリアのワイン産地バロッサバレーからハンターバレーに移り住み、土地の購入からワイン作りが始まりました。シャルドネの栽培に力を入れ、1987年に念願のファーストヴィンテージを生み出しています。手売りをしていた90年代に、シドニーの有名レストランでも扱われるようになり、以来多くのレストランでイエローラベルのシャルドネが愛飲されています。

現在は2代目となる子供たちも家族経営に携わっているようです。

こちらのワイナリーは、清潔感があり、効率的、全てが整然としたさまで、足を一歩踏み入れるなり好感度大な印象を受けました。シドニーロックダウン前のことですが、コロナ対策も厳重でした。

おすすめテイスティングコース

選んだ試飲コースは、THE OBSESSIVE RANGE という、Scarboroughのフラッグシップであるオブセッシブシリーズ3種に加え、ミュージアムシリーズ2種も試飲できるという、とにかくScarboroughの一番押しを試すシリーズです。チーズやクラッカーもついてきます。

最終的には、グリーンラベルやイエローラベル、ブラックラベルも試飲でき、合計8種類のワインを試飲しました。

ボトルに小分けされ、一つのボトルを二人で半分ずつ試飲し、残りは持って帰ることをおすすめされました。ちょっとお得感♡

*コロナ禍だからなのかもしれませんが。

試飲コースに入るワインは、The Obsessiveシリーズのセミヨン2020、シャルドネ2018、シラーズ2017と、Museum The Obsessiveシリーズのシャルドネ2016とシラーズ2015。オブセッシブシリーズのセミヨン、シャルドネ、ミュージアムのシラーズが特に美味しかったです。

おすすめワイン

Scarborough ‘ The Obsessive’ Semillon 2020  $30

明るいゴールデンカラーで、青リンゴやレモン、ライムの風味。そんな冷涼感のある酸味と心地よい果実味、ミネラル感もあり、ポテンシャルの高い上品なセミヨンです。夏はもちろん、ヒラマサのカルパッチョなんかと合わせたい。待てるのであれば、8年ほどまで熟成させてみても美味しくいただけるそうです。

Scarborough The Obsessive ‘ Chardonnay 2018  $40

バニラとバターの重厚な樽香、ふくよかな果実味と酸味のバランスも良くクリーミーで複雑性のある個性豊かなシャルドネ。こちらもポテンシャル高め。パテやサワードウ、チーズたっぷりの濃厚なパスタやリゾットなどと一緒にぜひ。

BROKENWOOD

仲間と地元愛を感じる居心地最高ワイナリー

シドニー中心に活動していたTony Albert氏、John Beeston氏、James Halliday氏によって1970年に創業されたワイナリー。まだ醸造家としての知識が浅い中、1973年に収穫されたファーストヴィンテージは、風土の良さと周囲のサポートに支えられ、地元で高い評価を受けました。その後も仲間を増やし、着実に進化を遂げています。とくに、1978年に購入したポコルビン区の墓地になるはずだった土地に植えられた良質なシラーズは、現在「The Graveyard Vineyard Shiraz」として、BROKENWOODのフラッグシップワインになっています。80年代以降はセミヨンにも力を入れています。

国内でも数々の受賞歴があり、ロンドンのワインフェスティバルで優勝して以来、海外でも一躍有名となりました。新しい広々としたセラーは、モダンな作りでお洒落な空間。丁寧な説明にサービスも素晴らしかったです。

おすすめテイスティングコース

こちらで今回選んだ試飲コースは、Match 〜Wine Tasting Experience For The Foodie〜 というもの。

6つのワインとそれぞれに合うカナッペや、チーズのマリアージュを愉しむことができるコースです。

最終的には、その他の2つのコースで提供されるワインもいくつか試飲でき、合計12種類の赤白ワインにデザートワインが2種、さらに25ドル追加でICON RANGEのワインも2種類試飲しました。大満足っ。

ただ、残念ながら、白は全体的に印象に残りませんでした。赤はカナッペとのマリアージュで美味しいものがいくつかと、デザートワイン、フラッグシップワインが気に入りました♡

マッチングのフィンガーフード。ワイン単体だと、どうかなというワインも、食べ物の個性とうまくマリアージュして美味しく感じるものもあり、購入後の食べ合わせを考えるのにとっても参考になりました。

例えば、

・SA州McLaren Valeのブドウを使用したCabernet Sauvignon Merlot 2019 と、チョリソーとペコリーノがのったブリオッシュ。

7Acre Shiraz 2018 とマンチェゴチーズ。

・デザートワイン、Sticky Wicket Semillon Sauvignon Blanc 2013 とプラリネが塗されたホワイトチョコレートムース。

これらのマリアージュ、最高でした。

おすすめワイン

そしてこちらは、追加料金を出してテイスティングができるフラッグシップワイン。こちらを外してBrokenwoodは語れない、といったかんじでしょうか。

Brokenwood Graveyard Vineyard Hunter Valley Shiraz 2018     $350

2018年と2019年を試飲し、よりコクがあって美味しくポテンシャルが高いと判断した2018年のものを購入。ちなみにお値段は同じ。

オーストラリアシラーズ特有の濃縮感というよりは、シルキーなタンニンと豊かな酸味、果実味との均整が心地よく、上品な味わいです。ラズベリーやチェリー、チョコレート、フレンチ樽のバニラ香に加えてスパイスの複雑性、綺麗な余韻を保つシラーズです。特別な日に、しっかりとしたラムや牛ステーキと合わせたい。

de luliis

父の夢を引き継ぐ実力派ワイナリー

イタリアからの移民であり、エンジニアであるJoss De luliisが、彼の夢だったワイン作りを始めたのは1987年。セミヨン、シャルドネに始まり、その後シラーズ、メルロー、ヴェルデーリョの栽培も開始しました。最初のワインは、家族で交友の深いTyrrell’sに渡されたというストーリーも。ハンターバレーのワイン醸造家たちの連帯感に、心温まります。

現在は、醸造家としての学業を終えた2代目のMikeが、ワインスクールで格式高いLen Evans Tutorialの講師などを経て、父とともにワイン作りを担っています。

海外進出も積極的で世界でも人気のワイナリー。中は広々として、グループで訪れるのにも良さそうです。

おすすめテイスティングコース

こちらでは、Premium Wine Tastingの試飲コースを選びました。15種類のワインを試飲できます。

残念ながら白は印象に残らず、ロゼとシラーズが美味しく、購入。コスパ良し。

おすすめワイン

de luliis Steven Vineyard Hunter Valley Shiraz 2018  $40

チェリーやラズベリーの風味にホワイトペッパーも感じられ、穏やかなタンニン、スムーズな口当たり。ハード系チーズやシャルキュトリープレートと一緒に晩酌でいただきました♡

ハンターバレーのお土産ショップ

ワイナリーが立ち並ぶハンターバレーの中心にある人気のお土産ショップ、Hunter Valley Chocolate Company @ Peterson House。

このあたりのお土産ショップには同じようなものが売られていることが多いため、一ヶ所に決めていくのがおすすめです。中でもこちらは、小さめですが、商品の陳列も見やすく、綺麗。ショップのお隣には公衆トイレも併設。

お土産にぴったりの可愛らしいチョコレートやオリーブオイル、チョコレートカウンターで1個からチョコレートも購入できます。

バゲットと一緒にいただきたい、ガーリックとローズマリーのオリーブオイルや、チリライムのオリーブオイル、お菓子のトッピングに使えそうなパールチョコレート、クラッカーやチーズのトッピングにも使えそうなマンゴーチャツネ、トリュフ塩などを購入。

まだまだ、魅力的なワイナリーで溢れるハンターバレー。皆様にも、お気に入りの一本との素敵な出会いがありますように。

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