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【シドニー観光】アメリカの義両親とゆったり楽しむ4日間プラン

ACT/NSW

コロナ禍で閉ざされた数年間を得て、ようやく海外にいる家族や友人と感動の再会を果たしている方も多いのではないでしょうか。

桜のように春を知らせてくれる紫色のジャカランダが咲き誇る季節に、最近、アメリカから夫の両親が遊びにきてくれました。

初めてのオーストラリア、さらにアメリカとの時差17時間ということもあり、古希を迎えた義両親が、無理なくゆっくり楽しめるよう予定は詰めすぎず、まずは到着地のシドニーで数日たっぷり日差しを浴びて体内時計を調整できるよう計画しました。

そんな、私が厳選するシドニーのおすすめ定番観光地に加え、美しい自然と調和するシドニーの都会を感じられる旅を、爽やかな春の風とともにお届けします。ちょっと一緒に旅した気分で楽しんでいただけると嬉しいです。

観光地やショップが集結する、ロックスサーキュラーキー周辺ビーチはマンリーに絞ることで4日あれば十分全て回れるシドニーの観光地をどうぞお楽しみください。

ロイヤルボタニックガーデン

1816年創立、オーストラリアで最も歴史ある科学研究機関を備えた植物園です。オペラハウスのすぐ隣、ハーバー沿いにある都会のオアシス。

広大な敷地は、30ha、東京ドーム6.4個分に及び、研究施設に加え、カフェやレストラン、テーマごとに区分けされたガーデンエリアを保有しています。8,637種、75カ国以上から集結した28,000株を超える植物や、日本では珍しい色鮮やかな鳥にも出会えます。観光客はもちろんローカルにも大人気の庭園です。

朝は7時開園、夜は季節によって閉園時間が異なります。入場料は無料というのも嬉しいところ。園内のガイド付きツアーもあります。

時差の調整に最適な場所

広大な芝生で寝転んで読書する人、オーストラリアのネイティブフラワーや春の色鮮やかな草花を鑑賞するカップル、ピクニックを楽しむ家族など、木漏れ日が眩しすぎてみんな笑顔になっているのかと錯覚するほど幸せな雰囲気で溢れる場所。

たまにそよ吹く港の潮風を感じながら、それぞれが好きなようにゆったりとした時間を過ごしています。

サワサワと揺らめく木々や鳥のさえずりが耳に心地よく、普段、どんなに古代生物のようなシワを眉間によせている人でも、この”人工の森”では自然にリラックスできるのではないでしょうか。

めまぐるしく変化する社会情勢同様、刻々と変わりゆくシドニーの街並み。その中心に存在しながら、ここだけは都会の街に不意に放たれたシャボン玉のような空間。

慌ただしい外界はシャットアウトし、ゆっくりと時間が流れる、私にとって大切なものを気づかせてくれるような場所でもあります。

この美しさを保つ努力を感じさせない、今も変わらない空間を、ゆったりと森を浮遊するように巡る時間は、優雅で心穏やかなものになること間違いないでしょう。

オペラハウスの写真スポットここにあり

フェリーに乗らなくても、オペラハウス&ハーバーブリッジというオーストラリアの二大アイコンが一つに納まるスポットが、園内に存在します。

初日に、時差の調整でボタニックガーデンを歩き回っている間に、「オーストラリアに行ってきた」と一目瞭然な旅のアイキャッチ画像となる写真まで撮り終えることができるので一石二鳥。

日差しを浴びて体内時計調整という点で言うと、海で泳ぐのもありですが、ビーチで寝転んだ瞬間、眠ってしまい、夜眠れなくなるという悪循環に陥ることが予想されるので、時差のある場所からの訪問となる場合、やはり適度に刺激のあるお散歩が一番でしょう。ちなみに、泳ぎが得意であれば、ボンダイビーチのサーフレッスンもおすすめです。

お散歩はミセス・マッコーリーの椅子を目指してね。

地図上、U字に広がるボタニックガーデン、オペラハウスのちょうど反対側に位置するミセス・マッコーリーの椅子までの間に、オペラハウスとハーバーブリッジの絶景ポイントがあります。

現NSW州知事公館ガバメントハウス

ボタニックガーデン内の北西、オペラハウス横の門から入るとすぐに右手側に見えてくるのが現NSW州知事の公邸です。

バッキンガム宮殿の建築にも携わったイギリスの建築家Edward Blore氏によってデザインされた、ゴシックリバイバル建築による古城のような圧巻の館。

パスポートや英語のID(運転免許証など)さえあれば、金曜から日曜の決められた時間毎に開催されるツアーに無料で参加することができます。一般公開されている一階部分、45分程のガイドつきツアーになります。開館時間は少々遅め。

まず、ガバメントハウスの門を越えてすぐ左のチケットオフィスに入り、IDを提示してツアー時間のチケットを受け取ります。団体以外の事前予約は受け付けておらず、一度に参加できる人数は制限されています。

歴代知事の肖像画を示しながら、ガイドの丁寧な解説と共に次々と進んでいきます。オーストラリア政治に詳しくなくても楽しめる、建築美や煌びやかな装飾にうっとり。

一方で、どこかオーストラリアらしい親しみやすさも感じられる公邸でした。解説中はしっかり説明を聞いて、終了後は次の部屋への移動前に撮影が許可されていました。

所々に飾られるフラワーアレンジメントや豪華絢爛な磁器は、眺めていて飽きることがありません。

窓から望むシドニー湾と美しく整えられた庭園、あぁ〜この景色を前に迎える朝時間は最高だろうなぁと一人妄想に耽っていたら、みんなすでに立ち去っていました。

こんな最高の立地、もう言うことなしだなと思っていたら、最近のニュースで、2019年より入居中の2022年現NSW州知事が、シドニー湾のイベントによる騒音被害を訴えているという記事を拝読しました。こうして、たまに見学するくらいがいいのかもしれません笑。

ボタニックガーデンに伺う際は、ぜひこちらの美しい公邸にお立ち寄りを。

セントメアリー大聖堂

荘厳な内部も必見

シドニーの中心ハイドパークの可愛らしい春の草花の背景にそびえ立つのは、数メートル先からも堂々たる印象美を放つ、豪壮にして圧巻のゴシックリバイバル建築による1821年創設のローマカトリック大聖堂。

晴天の日に、周囲を歩いて回るだけでも満足できるほど見応えのある大聖堂ですが、行事がないときには、中を見学することもできます。日曜にはガイドつきツアーも行われています。

一歩中に踏み入ると厳かな雰囲気に自然と背筋が伸び、あまりの美しさに感嘆のため息が。

細部に至るまで作り込まれた華麗な芸術を、吸い込まれるように、ただ一心に見つめていました。

脳内へのダウンロードがやっとのことで半分まで終えた頃には、集中しすぎて、どっと疲れてしまうほど、煌びやかな光と影、緻密なラインとアーチが描く見事な芸術を全身で感じました。

そして今回は、日曜のミサにも参加しました (ミサが行われている間は撮影禁止なのでご注意を)。

パイプオルガンの荘厳な音色は、今も頭のボタン一つ押せばすぐに流れてきそうなほど、感動的で忘れられません。

終わる頃には、全身すっきり、心も晴れやかで、とても素敵な朝を迎えられました。

まずはぜひ、行事が行われていない時に、じっくりと、この美しい大聖堂の空気を味わいに訪れてみてはいかがでしょう。

Marriott Bonvoy会員なら、ハイドパーク目の前、シェラトン・グランド・シドニーハイドパークがおすすめ。ラウンジも人気です。

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オペラハウス

その類稀な造形美から、近代建築の傑作として世界文化遺産に登録されているシドニーオペラハウス。

時間帯や見る角度、クラシックな白から、季節やイベントのたびに映し出されるライトアップによって何通りもの表情で、見る者を魅了し続けています。

シドニーオペラハウスで観劇

今回の旅では、時差の関係で、義両親が眠くなってしまうのではないかと思い、あえて観劇は予定に入れませんでした。シドニーオペラハウスでは、過去に、夫とオペラ「トスカ」を、日本からの両親とバレエを観劇しました。世界文化遺産オペラハウスでの観劇は、内容はもちろん、それだけで旅の最高の思い出になることでしょう。

オペラやバレエ以外にも面白そうなコンサートが開催されていないか、度々チェックしていますが、週末の良い席はすぐに売り切れてしまいます。

ちなみに、服装は20代の頃、張り切って真っ赤なドレスを来て行ったことがありますが、かなり目立ってしまいました笑。普通でいいようです。ホテルのディナーに行くようなスマートカジュアルで十分ですが、せっかくの観劇、素敵な装いで気分を盛り上げるのも、楽しいのではないでしょうか。

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オペラハウスのツアーに参加

今回初めて、オペラハウスの内部を巡る1時間ほどの英語ガイド付きツアーに参加しました。館内を歩き回り、階段上って、と結構いい運動になります。

オペラバーを過ぎたところ、一番奥に位置するボックスオフィスで、ツアーチケットを受け取り、時間になるとガイドが登場し、それぞれ多少離れていても説明が聞こえるようにヘッドホンを取り付けてツアーが始まります。←帽子が邪魔になるのでご注意を。

サーキュラーキーから向かうと、階段降りて一番奥まで行くとこちらのチケットオフィスに辿り着きます。分かりにくくて迷った私たち。

まずは、没入型の小さなシアターに入り、オペラハウスの全体像を掴みます。

オペラハウスの窓ガラスの絶妙な角度は、観衆の反射が窓ガラスに映らないようにするためだというのを知り、夜景を撮影するのにどこの窓もこうなっていたらいいのになと思ったり、

オペラハウスをデザインしたデンマークの建築家Jorn Utzon氏は、予算の関係で完成途中に離脱を強いられた後、二度とオーストラリアの地を踏むことはなく、完成したオペラハウスをその目で見ることはなかったという苦悩と困難のストーリーを聞いて悲しくなったりもしましたが、

「果たしてその後、彼はハッピーエンドに終わったのか」というエンターテイメント性のあるガイドの説明もあり、大変楽しませていただきました。

コンサート会場では、私の大好きな「ラプンツェル」のリハーサルが行われており、幸運にも一曲分、全て観ることができました。

書いてあることを読むだけじゃ面白みに欠ける事実も、こうして実際にオペラハウスの建築美に触れながら、それにまつわるストーリーを読み解いていくツアーは、とても有意義なものとなりました。

観劇以外でもこうして、オペラハウスをじっくり味わうというのもいいですね。

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夜のオペラハウスをお見逃しなく

夜に、ライトアップされるオペラハウスを眺めるのが、個人的には一番好きなオペラハウスとの関わり方。特に、クラシックな白のオペラハウスは、夜になると精巧なデザインがより鮮明になり、眺めていて全く飽きることがありません。

夜のクルーズに乗って楽しんだり、ホテルやレストランから今夜のオペラハウスを眺めながらお食事というのもいいですね。

オペラハウスが見え、サービスもお味も最高の6HEADがお気に入り。

季節やイベント毎に変わる特別なプロジェクトマッピングで、その都度楽しませてくれる夜のオペラハウスは必見です。

オペラハウスを独り占めするなら、全面ガラス窓になっているパーク・ハイアットホテルが断然おすすめ。特別なステイにぜひ♡

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ハーバーブリッジ

オペラハウス同様、オーストラリアのアイコンとなっているシドニーハーバーブリッジ。新年の幕開けに豪華な花火が打ち上げられる場所です。

ブリッジクライミングに挑戦

今回はパスしましたが、高いところが絶対苦手でなければ、シドニーのブリッジクライミングはおすすめです。腰より高い手すりがあり、少し進む毎に繋がれたベルトと共に進んでいく形なので、安心感もあります。

私が昔参加したものは、絶景が望めるトワイライトの時間帯を目指していくものです。シドニーでおすすめツアーを聞かれたら必ず挙げるものの一つ。

みんなお揃いのウェアを着て、グループで上っていくのですが、頂上からの美しい景色をみたときの一斉に湧き上がる歓声や、団体写真も、さっきまで全くの他人だった人たちにもかかわらず、仲間意識が芽生え、海外で心温まる良い経験になりました。

さらに、私はあの橋に上ったんだと、ハーバーブリッジを見るたびにどこか愛着を感じます。

まだ少し暑さが穏やかな時期や、朝焼けや夕暮れといった空のゴールデンタイムにぜひ挑戦していただきたい、シドニーの一押しアクティビティです。

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夜は魅惑の表情を見せる橋

東京タワーやエッフェル塔も、夜は中にいるより外からの眺めの方がやっぱり素敵だねとなるように、暗い中ライトアップされたハーバーブリッジは、ロマンチックな絵画の世界に入り込んだかと錯覚するほど美しく、賑やかな昼間のシドニーとは全く違う雰囲気が楽しめます。

近くのホテルに滞在し、サーキュラーキーをお散歩するのも良いですが、クルーズで下から眺める橋を楽しんだり、ハーバー沿いでディナーを予約し、オペラハウスとともに眺めながらお食事というのも素敵です。

Marriott Bonvoy会員なら、ハーバーブリッジすぐ、ピア・ワンホテルもおすすめ。会員専用ラウンジはありませんが、ペットも一緒に宿泊できます。

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ロックスのマーケット

週末のマーケットは必見

サーキュラーキーから歩いてすぐのロックスにある週末のマーケットは、自分や友人へのお土産選びにも最適。週末朝には、マーケット内で朝食を楽しむ方も多くみられます。

マーケット以外にも、ロックスの通りを歩きながらのショッピング、おしゃれなカフェやバーを巡るのもおすすめです。

ジュエリーがお好きな方は、ロックスの通りにいくつかある宝石店にも足を運んでみては。オーストラリアを代表する人気のオパールから、お気に入りの一点との出会いがあるかもしれません。特に希少と言われるブラックオパールは、大切な方へのプレゼントに喜ばれること間違いなし♡

COSMOPOLITANで、親切に対応していただきました。また利用したいお店。

フェリーに乗ってマンリービーチ

爽やかに注ぐ潮風と、エメラルドグリーンの波を優雅に感じながら、サーキュラーキーから出発するフェリーでマンリービーチに向かうのも気持ちの良い晴天の日の最高の過ごし方

フェリーへの乗車】シドニーに度々来るなら少々お得になるSuicaのようなオパールカードが便利ですが、観光なら、非接触式で支払いできるクレジットカードや携帯を利用するのが楽。

あ、ちなみに、フェリーですが実際は、激しい風と水しぶきを浴びる外の席だと、到着する頃には髪がボッサボサのトロール人形風になりますので、中の窓側席がおすすめです。

マンリーに到着したら、流れに沿って外に出て、信号を渡ります。ショップや飲食店が並ぶ通りでは、週末はマーケットも開催されています。その通りを抜けると、賑やかなマンリービーチに到着します。

10月が終わるころ、まだオーストラリアの晩春だと思っていましたが、気温も高く、完全に常夏の雰囲気です。

マンリービーチから海岸沿いを歩いていくと隣にあるシェリービーチまでの道中には、海と隣接するプールや、カフェもあります。

Fairy Bower Rockpoolは、日光浴を楽しむ人やゆったり泳ぐ人々で賑わっていました。

シェリービーチは遠くからでも透明感が伝わってきます。小さなビーチということもあり、混雑していましたが。

たくさん歩き、また泳いだ後は、途中でバーやカフェに寄って一休みするのもお忘れなく。

ランチは、ぜひビーチの賑わいを感じながら海のそばでゆっくりお楽しみください。

埠頭にあるHugos Manlyがお気に入り。海鮮類がとっても美味しい!!

こうして、義両親と巡るシドニーの旅を楽しみました。

ボタニックガーデンでゆったりお散歩や写真撮影を楽しむ日、オペラハウスやハーバーブリッジのツアーに参加する日、ロックスでお買い物やカフェを楽しむ日、マンリービーチを楽しむ日、などと無理なく振り分けてみるのも良いかもしれません。

シドニーの街を楽しんだ後は、ブルーマウンテンズハンターバレーのワイナリーへ数泊するのもおすすめです。

▶️ブルーマウンテンズ、ウォルガンバレーに佇むカンガルーの森滞在記

それでは皆様、素敵な旅で、心豊かな人生を。

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