【ローストラム献立】春は何が旬?を解決する夕食アイディア
9月現在、オーストラリアは桜のシーズンを迎えています。日本のように四季がはっきり分かれているキャンベラは、まだこの時期は肌寒く、朝晩はコートが必須。
そんな春に入ったばかりのオーストラリアで、ぜひ日々の献立に取り入れたい春の食材をご紹介。
いや、そもそも一年中なんでも手に入るこの時代、旬の野菜や果物ってなに!?という方、また今晩の食事メニューが決まらないとお悩みの方のお役に立てれば幸いです。
旬食材を選びたい理由
品種改良や温室栽培、輸送技術の発展に伴い、昨今は植物同様、多くの野菜やフルーツが一年中手に入るようになりました。ただ、こんな便利な世の中でも、「旬」を抑えておきたい理由があります。
- 旬食材は美味しい
- 栄養価が高い
- 安価で購入できる
- エコである
と、パッと思いつくだけでも、既に一般的に認知されているメリットはたくさん。
なんといっても、季節の移り変わりを食卓で再現する心の余裕と、自然のめぐみに感謝する日々を送りたいものです。
春の旬野菜と果物
オーストラリアで旬の有機野菜と果物を配達している、Organic Originsの季節のチャートがわかりやすく、それらを参考に記載しています。国内でも州によって季節のずれや、記載のない食材はあるかもしれませんが、ご参考まで。メルボルン在住であれば、Organic Originsのホームページ上で旬の食材を購入できます。
オーストラリア9月の旬野菜
アーティチョーク、アジア系葉物野菜、アスパラガス、アボカド、カボチャ、カリフラワー、ガーリック、きのこ類、キャベツ、グリーンピース、シルバービーツ、そら豆類、じゃがいも、生姜、玉ねぎ、ニンジン、ネギ、ほうれん草、ブロッコリー、リーキ(ポロネギ)、レタス
オーストラリア9月の旬果物
オレンジ、キンカン、グレープフルーツ、タンジェロ(オレンジにおへそがくっついたような見た目の柑橘類)、パイナップル、パパイヤ、マンダリン、りんご、レモン
オーストラリア10月の旬野菜
アーティチョーク、アジア系葉物野菜、アスパラガス、アボカド、ウォータークレス、ガーリック、きのこ類、きゅうり、グリーンピース、シルバービーツ、ズッキーニ、そら豆類、玉ねぎ、ほうれん草、ブロッコリー、レタス
オーストラリア10月の旬果物
苺、オレンジ、キンカン、グレープフルーツ、スターフルーツ、パイナップル、パパイヤ、ビワ(Loquat )、ポーポー(Paw Paw )、マンゴー、レモン
オーストラリア11月の旬野菜
アーティチョーク、アスパラガス、アボカド、ウォータークレス、きゅうり、グリーンピース、スイートコーン、玉ねぎ、トマト、ほうれん草、ブロッコリー、レタス
オーストラリア11月の旬果物
苺、オレンジ、キンカン、グレープフルーツ、スイカ、スターフルーツ、チェリー、バナナ、パイナップル、パパイヤ、ビワ(Loquat )、ポーポー(Paw Paw )、マンゴー、メロン(カンタロープ)、ライチ
ローストラム献立の立て方
ステーキの献立同様、ラムなどお肉料理全般のサイドメニューもほぼ固定しています。じゃがいもから一品、温副菜から一品、フレッシュサラダから一品。もっと、食べたいという方は、ガーリックライスやバゲットや丸パン、スープを追加するのもいいですね。
今回、キャンベラに3店舗展開中のおしゃれスーパー、SUPABARNで購入したのは、ミニサイズの骨なしラムレッグ。ガーリックとローズマリーを包んで、旬野菜をたっぷり敷いた上にのせて、ビーフストックと一緒に低温長時間の蒸し焼きにしています。入れ物の選択を失敗し、完全茹で焼きになりましたが笑。反省。それでも、しっとり悪くない仕上がりになりました。
じゃがいもから一品
今回、ローストラムに添えたのは、オーブンでカリッと焼き上げるダックファットポテト。
鴨油でローズマリーやタイム、ガーリックをこんがり焼いて濾したものをじゃがいもとマリネし、オーブンから出した後に全て合わせます。こうすることで、ガーリックやハーブが焼きすぎて焦げるという心配もありません。
他にも、クリーミーなマッシュドポテトや、おもてなしには、ポテトグラタン風にするのも素敵です。
じゃがいも料理は、時間を調整して、お肉と一緒に焼けるため、オーブンに入れたら放置できるのもありがたい♡
温副菜から一品
赤が綺麗なラディッシュを、じゃがいもの隣でオーブン焼きにして添えました。葉は、アルミホイルで包んで焼いています。
ラディッシュが苦手という方も、焼くと風味がまろやかで美味しくなるので、焼きラディッシュは試してみる価値ありです。
シーズンのアスパラガスやブッロコリー、グリーンピースなど緑色がはっきりしたものを器に添えるのもいいですね。
旬のフレッシュサラダから一品
旬のキャベツとグレープフルーツはサラダに利用しました。キャベツのサラダの代表といえば、コールスロー。紫キャベツと一緒にするとより華やかになります。ドレッシングは、下のレシピに記載した普段のドレッシングに利用するレモン果汁を省いて、グレープフルーツ1個丸ごと合わせています。
コールスロードレッシングレシピ(2−4人分)
・レモン果汁 小さじ1(酸味具合によってお好みで調整)
・アップルサイダービネガー 小さじ1
・マヨネーズ 大さじ1と1/2
・サワークリーム 大さじ 1
・ディジョンマスタード 小さじ1
・砂糖 小さじ1/8
・お塩 適量
(キャベツの量によって最後にお好みで調整。大体コーシャーソルト小さじ1/3程度にしています。)
・胡椒 適量
キャベツは1/4玉程度使っています。ニンジンの千切りも加え、最後にパセリを降って、塩胡椒でお味を調整して完成です。
基本的にはお酢の一種として海外で頻繁に使われるアップルサイダービネガー。ドレッシングだけでなく、スイート&サワーなお味を再現するのに便利で、お肉料理のマリネとしても大活躍です。
スープを加えるなら
今回作ろうか悩んで、面倒になってやめたスープ。気力があればプティポワ(グリーンピースのスープ)または、オニオングラタンスープを追加するのもいいなぁと考えていました。へへ。作った風に紹介するのもなんですが。
友人を招待する度に褒められる、お肉をのせるカッティングボードは、18×12インチのものと、24×18インチの2サイズを愛用しています。今回のサイズは18×12インチ、約45x30cmです。
両面使えて、溝のある方は、ドリップが流れないようになるのでお肉用に、裏面は大勢集まった時のチーズなどをのせるシャルキュトリーボードとして大活躍です。
こんな感じで愉しむ、春のローストラム献立、参考にしていただければ幸いです。
それでは、皆様、美味しい食卓でハッピーな日々を。
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