【菊芋】海外で大人気！エルサレムアーティチョーク冬の絶品スープレシピ

滑り込みアウト〜、でオーストラリアは季節が春に移り変わったところですが、

冬に美味しい旬野菜、Jerusalem Artichoke キクイモ。

実はオーストラリアに来て初めてこの野菜の存在を知りました。あるレストランのコース料理で出された、トリュフ添えエルサレムアーティチョークのスープ。

夫だけでなく、その場に一緒にいたアメリカ人夫婦、周囲のオーストラリア人も大絶賛した、ちょっとオシャレでエレガントなごぼうのようなお味。スープの美味しさはもちろん、みんな意外にもこういうお味が好きなんだという発見はちょっとした衝撃でした。これは、絶対おうちでも再現したいと思い、さっそく試してみることに♡

実は、このスープ、とても簡単に作れます。そのお味に夫も納得したので、ぜひ皆さんにも試していただきたいと思い、簡便なレシピを考案しました。

おもてなしに喜んでもらえること間違いなし、とってもクリーミーで上品な自然の甘さと高い栄養価を誇る菊芋のスープをぜひお試しください。

エルサレムアーティチョークとは？

キク科ヒマワリ属の多年草、キクイモ。海外では、エルサレムアーティチョーク、サンルートなどの呼び名で知られています。

原産国は、北アメリカ。

秋には菊に似た黄色い花を咲かせ、ジャガイモのように地中にできる塊茎が食用になります。

キャンベラでは、私のお気に入りスーパー、Ziggys Freshで購入できます。

エルサレムアーティチョークの名前の由来

「キクイモ」という和名は、花が菊に似ており、地下に芋（塊茎）ができる特徴にちなんで名付けられました。

一方、英名の「Jerusalem artichoke（エルサレム・アーティチョーク）」は、誤解から生まれた名前。

全く紛らわしいのですが、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の聖地エルサレムとはなんの関係もなく、元々はイタリア語で「Girasole Articiocco（ジラソーレ・アルティチョッコ）」と呼ばれていました。

この意味は「ヒマワリ・アーティチョーク」で、ヒマワリ属の花であること、味がアーティチョークに似ていることを表現しています。実際は、アーティチョークというより、ごぼうの味に似ているんですが。

結局、この名前が、エルサレムの英語発音ヂャルゥーサァラァムと似ていることで混同され、英語で「Jerusalem artichoke」となったとされています。

エルサレムアーティチョークの栄養価

イヌリンという水溶性食物繊維を主成分とすることで知られています。さらに、カリウムやポリフェノールも豊富。

血糖値の急激な上昇を抑える低GI値食品に分類され、じゃがいもよりも低カロリーということで、健康意識の高い人々から注目される野菜です。

参考文献：菊芋（キクイモ）の効果・効能！「最強の繊維」だと人気の理由は？

エルサレムアーティチョークスープレシピ

材料（コーヒーカップ控えめ４人分）

・エルサレムアーティチョーク　500g程
・玉ねぎ小　１個
・バター　50g (私は無塩を使用)
・水　500ml
・チキンパウダー　小さじ2
・生クリーム　大さじ4
・オリーブオイル　適量
・塩　適量

＊ちなみに、オーストラリアでも、アメリカでも、通常のスーパーに売られているクノールのチキンパウダーをチキンストック用に愛用。

手順

① エルサレムアーティチョークは洗って皮を剥いて薄切りにする。

② 玉ねぎも薄切りにしておく。

③ 小鍋に、バターを溶かし、アーティチョーク、玉ねぎを入れ、弱火で玉ねぎがしなっとなるまで炒める。

④ ③の小鍋に、チキンストック(水＋チキンパウダー)を加え、強火で沸騰したら弱火にして20-30分程アーティチョークが柔らかくなるまで煮込む。

⑤ ④の小鍋を全てブレンダーに入れて、生クリームを加えながら、滑らかなクリーム状にする。

⑥ オリーブオイル少量と、お塩でお好みの味に整えたら、完成。

トッピングに、削ったトリュフ、または刻んだベーコン、小さめのバゲットを添えるとより美味しくなります。

＊ブレンダーはバイタミックスA3500を６年以上愛用しています。アメリカで購入し、オーストラリアでは変圧器を通して利用。これまでで一番買ってよかったと思う、最も頻繁に使うキッチン家電です。スープもジュースも全てスムーズになるので裏漉し必要なし！！唯一の欠点は、1分ほど音がうるさい。

ごぼうの香りが優しくクリーミーに広がる、自然な甘みがとっても美味しい菊芋のスープ、気に入っていただけますと幸いです。

ステーキがメインのときなど洋食の日にぴったりのスープです。

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それでは、今日も美味しい食卓で笑顔溢れる日々を。

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