【Floriade】キャンベラフロリアードのナイトフェスの魅力とは
日本の四季には4人の女神がいるとされますが、日本が秋を迎える頃、春を司る佐保姫がふわりと遊びに舞い降りるのは、南半球オーストラリアの東の地。
佐保姫のまとう春霞の衣に誘われるように、暗闇でじっと待っていたものたちが目を覚まし、やっとこの時がきたと言わんばかりに一帯が、華やかなベールをまとい、その美しさを靡かせ始める。
こうして迎えた春をお祝いする舞台となっているのが、首都キャンベラのフロリアード。
チューリップをメインに毎年開かれる花の祭典は、今や各地から人が大勢集まる大人気イベントとなっています。コロナ禍で中止が続き、キャンベラ駐在3年目となる今年、初めて伺うことができました。
9月中旬から約1ヶ月かけて開催される、見どころ満載のお昼の部もおすすめですが、今回ご紹介したいのは、唯一入場がチケット制となる4日間限定のナイトフェス。
今年は既に終わってしまいましたが、来年以降のご参考に、また、花の展覧会に足を運んだようなゆったりとした気分でご覧頂けますと幸いです。
ナイトフェスの入場料
2022年現在、お昼は、なんと驚きの入園料無料、チケットも必要ありませんが、ナイトフェスにおいてはAU$25(大人一人)、16歳以下やその他割引料金はAU$15となっています。
事前にオンラインでチケットを購入し、携帯のアップルフォレットにEチケットを入れておきました。プリントして持参することも可能です。入り口で、危険物の持ち物チェック、チケットのコードの読み取りが行われます。
当日券も会場で販売していますが、土日に関して、今年はチケットが当日には完売となったそうです。急ぐ必要はなさそうですが、それでも数日前には購入しておくのが安心です。
ナイトフェスは何時から?
ナイトフェスは午後の6時半から入場可能、10時半まで。2022年度は9月30日から10月2日の4日間開催ということで、日没が午後7時10分頃となる現在、開始時間とともに入場すればまだ明るく、日中の様子も同時に楽しめました。
ちなみに、昼の部は午前9時から午後5時半までとなります。
駐車場はどこがおすすめ?
駐車場は、フロリアードの会場からA23の大通りを挟んですぐのところにある、Acton Park Parkingに駐車することをおすすめします。入場口まで徒歩5分以内、駐車場が広いので、空きも見つけやすかったです。
フロリアードの開催地は、Commonwealth Parkです。ディズニーランド0.7個分の広さ。…東京ドームでいうと7個分。
シティの中心からは車で約5分のところにあり、フロリアード開催中はシティと会場を繋ぐシャトルバスが走っています。詳細はこちらのホームページでご確認ください。
夜の魅力
ナイトフェスの醍醐味は、妖艶に浮かび上がる植物の、芸術性とその希少価値によって生まれる、癒しと心が燃え上がるような感動体験にあるのではないでしょうか。
刻々と移り変わる花の表情を、流れるように楽しめるのも魅力の一つ。
お昼に比べると、人混みは穏やか。花と光、ライブミュージックが織りなすアートが、暗闇の中でも気分を最高潮に高めてくれます。
多くの人々を虜にする、チューリップの幻想的な夜会からは、艶やかながらも色っぽい薄ら笑いが聞こえてきそう。
ときには宇宙空間に彷徨い、フラワーロードに導かれながら未来への扉を開いていくようなストーリー性のある演出にも感銘を受けました。
そんな夜のフェスは、お昼同様、お土産ショップや飲食のできる屋台も賑わっています。屋台に関しては、週末の夜は行列必須のため、大勢で行って交代で並べば、ストレスなく食事も楽しめるかもしれません。
所々でライブパフォーマンスが行われていますが、派手に踊るスタイルというよりは、椅子に座ってワインなどを嗜みながらしっとり音楽を楽しむという大人の雰囲気が素敵でした。デートにもぴったりです。
実際にこの空間で、ぜひ夢の世界を味わっていただきたい夜の素敵なフロリアード。来年以降、ぜひお楽しみください。
まだまだ美しいチューリップとその仲間たちを観に、ぜひキャンベラへ♡
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おうちで可愛いチューリップを迎えたいという方は、日本の秋、今の時期に球根を植えると春には芽を出してくれますよ。フリルがおしゃれなフリンジ咲きが断然おすすめ♡
それでは皆様、
今日も笑顔で穏やかに、素敵な夜と一日を。
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