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【べにや無何有】海外在住金沢人発おすすめしたい露天風呂付き温泉宿

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粉雪舞い散る夜、静寂の中、湯気が湧き上がる露天風呂にゆったり入って、冷えたビールをゴクリと一杯。そのあとは、日本の美食コースを堪能し、森林浴のような畳部屋の香りに包まれ、あぁ、やっぱり日本の温泉宿って最高だなと愉悦に浸る。

日々忙しく休む間もない方、もう何年も日本に帰っていないという方、この時間が恋しくなっていませんか。

地元、石川県には素敵な温泉宿が数多くありますが、今回3年ぶりの日本一時帰国が叶い伺った、山代温泉べにや無何有のコンセプトやお料理が大変気に入ったのでご紹介。

国際結婚で、パートナーは大浴場が苦手という方にもおすすめの全室温泉露天風呂付き、外国人旅行客にも喜ばれる&器好きに自信をもって伝えたい美食、心身共にリセットする大人のリトリート旅をお求めの方へ、金沢近郊の温泉探しの参考にしていただければ幸いです。

また、器や盛り付けの研究がお好きな方、温泉が恋しいなぁ〜、という方にも、温泉に行った気分で楽しんでいただけますように♡

べにや無何有どこにある?

金沢駅から加賀温泉駅まで特急列車で約25分、または普通列車で約50分。加賀温泉駅からは、無料シャトルバスが出ており15分で温泉宿に到着します。

お車の方は、高速道路の片山津インターチェンジまたは、加賀インターチェンジを出て約20分で到着します。

山代温泉街の中心地、古総湯からは徒歩10分程度、薬師山の斜面に雑木林のような山庭を囲む様にして建つ、自然と一体化したお宿です。

からっぽの中の豊かさ

べにや無何有の魅力、それは、庭屋一如の自然美と、静穏にあると感じます。

お宿のコンセンプトでもある、荘子の「虚室生白」、からっぽの中の豊かさ。

旅人自身の感性を大切に、心に余白を開けてくれるやさしさがそこにはありました。

ノイズを遮断した世界にしばらく身をおくと、不思議と五感が研ぎ澄まされていくんです。

しじまから生まれる、雨あがりの雫、緑豊かな山庭から露天風呂にそよ吹く心地よい風の香りと、癒しの波を感じます。

ちなみに、べにや無何有には、スパだけでなく、薄茶席、茶杓作りやいけばな、漆芸体験などのユニークエクスペリエンスも充実しており、海外の友人にもおすすめしたいポイントがたくさんありました。

和洋室 エグゼクティブスイート

和洋室のエグゼクティブスイートに、両親、夫と二組でお隣り合わせの部屋に滞在しました。エレベーターを降りると、そこには私たちの利用する二部屋しかありませんでした。

ボサボサの髪で、堂々と廊下を渡って両親の部屋に移動できるという、このプライベート感が嬉しい。へへ

どちらのお部屋にも、畳部屋、快適なベッドがあります。

山庭の木々を眺めながらの温泉露天風呂も気持ちがよく、冬の一時帰国の醍醐味を堪能しました。

お料理が美味しい

ルレ・エ・シャトー認証の絶品コース

ルレ・エ・シャトーのメンバーとして認められている、箱根の人気温泉、強羅花壇でのお食事がとっても美味しかったので、同じくメンバーである、べにや無何有にも期待大で伺いました。

結論からいうと、全く期待を裏切ることはなく、大満足です。

お部屋食でないのは、少々残念ですが、お食事処も、モダンでシックな和の雰囲気で、心安らぐ演出が施されていました。

シャンパンで乾杯したあとは、日本酒へ。

地元の有名なお酒が勢揃いでした。

こちらのグラスは、木村硝子店の木勝シリーズのショットグラス。売店でも購入できます。

私も柄違いで購入しました。

ほっこり美味しい、薬膳チキンスープで始まります。

香箱蟹の盛り付け方。お美しい。上品な甘味が一口でふわっと広がるインパクトのある蟹身と琥珀ゼリーとの調和も最高でした。

見惚れてしまう一皿は、胡桃ソースのカーペットの上でポーズをとる加賀野菜のモデル達。

素材を大切に、丁寧に扱われた地場野菜の和え物は、とても繊細でまろやかなお味。一口運ぶたびになんだか清らかな気分になりました。

こうして海老の尻尾を立てて盛り付けると、高さが出てバランスが取れるなぁと、一皿のセンスを学ぶ楽しみも同時に堪能。そして、なんといっても、山本長左さんの器との共演が素敵でした。

山本長左さんの器も、いくつか売店で購入できます。

お出汁に浸して、蟹しゃぶも♡

ずわい蟹のお味噌たっぷり甲羅焼きと、炭火を通した蟹身も濃厚で食べ応えあり♡

てんとう虫のような粋なデザインのお椀には、のどぐろの炭火焼きが♡

ふわふわ、上質な脂ののった絶品のどぐろでした。シャキッとした根菜とのバランスも良く、のどぐろの美味しいいただき方をまた一つ教わりました。

七茸炊き込みごはん。もちっとふっくらお米で、あぁ、ご飯はやはりこうあるべきだと改めて感じた土鍋ごはん。

こちらのお宿での美味しいご飯をいただいて、これまで自宅では5合土鍋で炊いていたお米ですが、2合炊き用に、茅乃舎さんの2合炊き土鍋を購入しました。これが大正解♡

海外でも、このときいただいた様な、もっちりふっくら美味しいご飯が炊けるようになりました。

デザートは、サクサクの最中に包まれた能登塩ジェラートにフルーツ。

メッセージがまた嬉しい♡

お部屋に戻ると、お夜食が。梅のかっぱ巻きなんて、はぁー♡日本大好き。

ちなみに、こちらの籠も売店で購入できます。

静かな夜を過ごしたあとは、露天風呂にじっくり浸かって、ふわ気持ちいいお布団へ。

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最高の朝ごはん

朝は、和朝食と洋朝食が選択できます。ここでは、みんな、おすすめされた和朝食にしました。

朝のフレッシュジュース。ちょこんと可愛らしいグラスのサイズ感は、目にも胃にも優しい。

アメリカ在住時、いちごのヘタやアボカドの種、パイナップルの芯などを取る調理器具を見た時は、それだけの用途で存在する器具なんて、と少々小ばかにしていました。

ただ、ひとひらの海苔のためだけに、どっしりテーブルを陣取る、海苔専用の焙炉に風情を感じる自分がいました。

朝から嬉しい、胡麻だれでいただく加賀の温野菜。

昨晩につづき、美味しいお米、焼きたらこに鮭と、大好物が勢揃いし、ついついご飯をおかわりしてしまいました。

器の色合わせもエレガント。和朝食、最高です♡

こうして、自然の息づかいを感じながら、口福感を最高潮に高められた、べにや無何有での滞在。静かな空間で、心からリラックスする極上の旅をお求めの方に、おすすめいたします。

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温泉後は永平寺へ

曹洞宗の大本山、福井県にある永平寺。観光客にも人気ですが、地元に帰ると、必ず立ち寄りたい、訪れる度心洗われる私のパワースポットでもあります。

加賀温泉郷から永平寺まで直行の送迎バス「永平寺おでかけ号」が出ています。宿泊先のフロントで、乗車券を購入し、滞在先近郊のバス乗り場から送迎してくれる有難いシステム。詳しくは、加賀温泉郷ホームページをご確認ください

自家用車で行く場合は、べにや無何有から約40-50分程で永平寺に到着します。

境内に立ち並ぶ大杉に、深緑のグラデーションを織りなす苔は、荘厳な雰囲気を醸し出しています。

ここでは実際に、多くの修行僧が修行生活をしています。

ピカピカに磨き上げられた廊下や、聞こえてくるお経、すれ違う修行僧に、昔よく観た”一休さん”の世界を想像してしまいます。←一休さんは禅宗でも臨済宗ですが。

傘松閣の144名の日本画家によって描かれた天井絵も圧巻です。

まだまだ見どころはたくさんありますが、実際に足を運んで、感じてみてください。最後に、道元禅師の素敵な言葉をご紹介いたします。

はきものをそろえる

はきものをそろえると心もそろう
心がそろうと、はきものもそろう
ぬぐときにそろえておくと
はくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたら
だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと、世界中の人の心もそろうでしょう

道元禅師

それでは皆さま、素敵な旅で心豊かな人生を。

オーストラリアでのリトリート旅には、こちらもおすすめです。

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