【最新】現地発キャンベラのおすすめ日本食レストラン3選
オーストラリアの首都、キャンベラの美味しい日本食レストランをお探しの方へ。しばらく日本を離れると、突然やってくる「美味しいお寿司が食べたい症候群」、ご経験ありますか? この世の食べ物で、お寿司が一番好きな私には、度々やってきます。
キャンベラに住んでいると、出会いたいと思っていても、なかなか日本人に遭遇することはありませんが、和食レストランやフュージョンと言われるような日本風のレストランだけは、頻繁に見かけます。さらに、日本食レストランの経営者やシェフも日本人でないということも、ここでは普通だったりします。
だからといって、全く日本のものとかけ離れているわけでもない、というのは意外かもしれませんが、2022年現在、比較的日本人の少ないキャンベラでも、美味しい日本食レストランが存在します。
日本の人気フレンチレストランが必ずしもフランス人経営、フランス人シェフではないように、オーストラリアにも、日本で修行を重ね、日本の舌を丁寧に学んできたシェフたちが、成功しているケースは少なくないようです。
キャンベラの良いところは、美食の街、メルボルンとシドニーの間に存在しているということ。この5年間で人口が14%も増加したキャンベラには、ここ数年でどんどん日本食レストランがオープンしています。実際に、このチャンスに伴い、日本やオーストラリアの都会で腕を振るってきたシェフが流れてきているのを、肌で感じている人も多いようです。
そんな勢いのあるキャンベラに、2020年より駐在、料理好き、外食好き、新しいものや話題の場所は試さないと気が済まない私が厳選する、キャンベラ2022年最新の人気で美味しい和食レストランベスト3をご紹介。
(★の基準:★★★★★ 特別な日に利用したい/大満足 、 ★★★★ 友人に紹介したい/満足 、 ★★★ また来たい/納得、 ★★以下は今の所載せる予定なし。)
コスパ最高のRAKU
Value for money ★★★★★ Atmosphere ★★★ (Private room ★★★★) Service ★★★
大トロとスキャンピー握りが絶品
2017年のオープン以来、数々の受賞歴を誇る、キャンベラ在住日本人に最も人気の日本食レストランRAKU。
ニコール・キッドマンも訪れており、ハリウッド女優と日本人の舌を唸らせる創作和食レストランです。エグゼクティブシェフ Hao Chen氏の握るシャリの具合は、これまで満足できなかった「海外の寿司」とは一線を画しています。
スキャンピー&トリュフ握りや、日本から直送の炙り大トロのシグネチャー握りが特に絶品。文字通り、舌がトロけます。キャンベラ在住の日本人と一緒に伺うたび、「日本のお寿司だね」と、一致団結させてくれるのは、こだわりの日本米を使った、シャリ。絶妙な圧で握られたシャリからは、寿司職人の情熱が感じられます。
シーフード天ぷらや、デザートの味噌ウイスキーフォンダンショコラも見逃せません。
毎年、冬のトリュフシーズンになると、平日期間限定で開催される、トリュフコースディナーも大人気。2022年は7月後半に開催予定です。
気の張らない雰囲気
コロナ禍で少々値上がりしましたが、それでも納得のコストパフォーマンス。雰囲気は、小綺麗な居酒屋風で、気を張ることなく利用できます。
ウォークイン(予約なし)の席もあり、2名ほどであれば予約なしで座れることがあります。カウンターに加え、テーブル席、4名の半個室席、奥の一室は10名用、いけばなが飾られ、日本情緒が感じられる完全個室になっています。
コース料理もあり、大勢での食事にも便利。お手洗いはジェンダーフリー、照明はあえて控えめになっています。
来年オープン予定の高級日本食レストランにも期待
2022年5月、RAKUのHao Chen氏が、The pavilion at 44 Constitution Avenue を購入しました。その歴史的建造物で、2023年、新たな高級日本食レストランをオープン予定という噂が。器など全て京都から取り寄せるそうで、現在準備中とのことです。期待大っ!
Hao Chen氏不在のRAKU
2022年10月某日、久しぶりにRAKUに伺ったところ、初めてHao Chen氏不在のRAKUを体験しました。
ちょうど彼はお休みだったということで、スタッフによるとまた戻ってくるとのことでしたが、正直、握りは、シャリをはじめネタの捌き方による歯応えといい、これまでとは全っく違うものでした。
握り以外の天ぷらなどはこれまで通り美味しく、トロなどのネタも美味しいのですが、「お寿司を食べること」に情熱を燃やす私としては、結構ショックを受けました。彼の技術の高さを改めて感じるのでした。
特別な日に、MU
Value for money ★★★ Atmosphere ★★★★★ Service ★★★★★
日本人シェフが織りなす芸術
2021年コロナ禍で、MU OMAKASEという名でオープン。これまでキャンベラにはなかった、本格的な高級和食処です。
個室に納められたわずか10席のカウンター、木の温もりと上品に抑えられた灯りは、まさに歌舞伎の舞台のよう。日本人ヘッドシェフShinya Nakano氏の織りなす芸術ショーの臨場感を高めてくれるのは、空間だけではありません。厳選された美しい日本の器に、さらにそこで光を放つ一粒の宝石のような食の魅せ方、これらは感動に値します。
カウンター席以外に別室にテーブル席もありますが、週末になると数週間先まで予約困難になります。
まさに日本の料亭
季節毎に変わるおまかせコースを提供しています。見た目の美しさもさることながらお味はまさに日本の高級旅館。
海外の方にも楽しんでもらえるよう考慮されたメニューに、アメリカ人夫も大満足。コスパに関しての評価は、もう少しお値段をあげてでも、中トロなど高級食材を使って欲しい、という今後の期待を込めて勝手に厳しくさせていただいた次第です。ただ、2021年訪問時、私の利用したコースは、2022年現在は30ドルもお安くなっているそうです。そうなると、コスパは最高なのかもしれません。
【追記】2023年4月から値上がりしています。コース内容も大幅に変更になっている可能性あり。
食材を最大限に活かされた技術とメニュー構成は、日本人もリピートしたくなること間違いなしです。
素敵なおもてなし
お手洗いは、すぐ手前のビル内にありますが、席に戻るとテーブルナプキンが綺麗に畳んで置かれているという日本のおもてなしを感じさせるサービスが受けられます。全体を通して、日本に戻ってきたような、心地よさを感じました。
2023年オープン予定KOTO DINING
2023年3月に発表された、キャンベラのニュー日本食懐石、Koto Dining。Kyoto via Canberra、京都をキャンベラへというコンセプトのもと、旧国会議事堂前、7 King George Terrace, Parkesという好立地に完成予定の期待大の新たな日本食レストラン。Shinya Nakano氏をヘッドシェフに迎え、2023年8月上旬オープン予定のレストランにも大注目!
ラーメンならRAMEN O
Value for money ★★★ Atmosphere ★★★ Service ★★★
日本人経営のラーメン店
2020年末コロナ禍でオープンし、すでに二店舗展開、お昼にはビジネスパーソンで混み合う大人気店。キャンベラにこれまでなかった日本の味、日本人シェフ兼オーナーであるShunsuke Ota氏のラーメン店です。
チャーシューが美味しい
やわらかく、トロけるような焼豚が絶品。日本の豚骨ラーメンこってり派には多少ものたりない気もしますが、キャンベラでは今現在一番美味しいラーメン店であることは間違いありません。キャンベラでラーメンが食べたくなったら、ここへ向かいましょう。
- 場所:
Belconnen: 1F 54 Benjamin way Belconnen ACT
Woden: G09 35 Furzer street Phillip, ACT - 営業時間:
月-金曜 11:30am-1:30pm/5:30pm-7:30pm
(金8:00pmまで) 土曜 5:00pm-7:30pm - Instagram:こちら
キャンベラでもぜひ美味しい日本食で、素敵な外食時間を。
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