【果実探偵】オーストラリアで発見!一度は食べたい美味しいフルーツ
オーストラリアは、果物の宝庫。
日本でも、オーストラリア産の果物は、オレンジなどの柑橘類を始め、マンゴー、チェリー、ブドウなどが手に入るかもしれません。
ただ、今回ご紹介したいのは、日本でもあまりお目にかかれない、広大な土地でのびのび育ったオーストラリア産の美味しい果実。
新しいものを発見すると、つい手に取り試してみたくなる私が、キャンベラのお気に入りスーパーZiggys Freshやファーマーズマーケットで出会った絶品フルーツをご紹介いたします。
おもてなしやパーティーの際のフルーツ盛り合わせや、お料理のモチベーションを高めてくれる魅力的な果物たち。これらを実際に食べた感想を含め、新たな食材選びのきっかけになることが一つでもあれば幸いです。
キャンベラのZiggys Fresh
オーストラリアの大手スーパー、ウールワースやコールスにも果物は売られていますが、地域の特産品や、季節の旬食材、希少な品種は、ファーマーズマーケットや、地域の青果店の方が豊富に揃っているので、果実探偵maimaiが見にいくのは後者の方。
ちなみに、キャンベラのFyshwickにある青果店、Ziggys Freshは、オーストラリア産の新鮮食材を取り扱うおすすめショップ。
他ではなかなかお目にかかれない珍しい食材があり、さらにセンスよく綺麗に陳列されているところが好感度大。
ここでお買い物をすると、毎回新たな発見があり、ワクワクした気持ちに包まれ、お料理のモチベーションが高まります♡
普段は、ウーリーの定期配達便(こちらもおすすめ)を利用していますが、食卓のモチベーションが下がっている時や、パーティー前の食材探しには欠かせない場所です。
絶品おすすめ4種
カスタードアップル / Custard Apple
ゲーム・オブ・スローンズに出てくるドラゴンの卵のような鱗柄、発展途上国の道端で、牛にでも蹴飛ばされていそうなワイルドな見た目。
とはいえ、よーくみると、ハート♡形で、頑張って可愛さをアピールしているようにも見えるこちらのフルーツ。
実はカスタードアップルは、沖縄でも人気のアテモヤのこと。中南米原産で、シュガーアップルとチェリモヤを掛け合わせてできたハイブリッド品種です。これが、オーストラリアでも東海岸の亜熱帯地方を中心に、サンシャインコーストなどで育てられています。
食べごろ
NSW州の旬のピークは、6月から9月。
カスタードアップルは、食べ頃の見極めが肝心らしいです。アボカドやプラム同様、皮をそっと押して柔らかくなったのを確認後、冷蔵庫に入れてしっかり冷やしていただきます。
こちらの果実、ちゃんと熟した食べ頃にいただくと、カスタードという名の通りとっーても、甘くて美味しいんです♡
食べ方
実と皮は密着して隙間はなく、キウイをすくうような感覚で、半分または四等分ほどにカットして、スプーンでいただきます。
種をその都度、取る形となり、綺麗にいただくのは難しい果物ですが、丁寧にすくって、種を除き、ヨーグルトやアイスクリーム、パウンドケーキに入れたりするのも、海外では人気です。
お味
中心部の一番柔らかいところは、マンゴーやライチを感じさせる甘さとトロピカルな風味、
食感は、熟したリンゴのコンポート、
皮部分に近付くにつれ、洋梨のような風味と食感に変わります。
とにかく、甘くて美味しく、今までに食べたことがあるようでない新しい組み合わせのトロピカルフルーツ🎵←意味がわからない
夫からもDeliciousっ!! Greatっ!! をいただきました。
マンゴスチン / Mangosteen
マンゴスチンといえば、東南アジア原産ですが、1970年代頃からオーストラリアでも栽培に成功し、現在オーストラリア産はその多くがノース・クイーンズランドから供給されています。
アジアンリゾートホテルでしか、食べることのなかったマンゴスチン。オーストラリア産のマンゴスチンも、期待を裏切ることなく、とっても甘くて、ジューシーです!
食べごろ
オーストラリアの旬は、11月から3月の暖かい時期。
収穫されたマンゴスチンはそれ以上、追熟しないとか。茎が緑色のものが、新鮮で質の高いマンゴスチンの証で、軽く押すと弾力を感じるものを選ぶのもポイントです。
友人たちが遊びに来た際に、お出ししたところ大変喜んでもらえました。
食べ方
ヘタ部分と平行に、マンゴスチンの皮の中央を、ぐるっと一周に切り込みを入れます。切り込みを入れたら、上下を持って、ひねると蓋が外れて実が現れます。それをフォークでさしていただきます。
花ズッキーニ / Zucchini flower
ズッキーニは野菜…ではなく、果物に分類されるそうです。
オーストラリアのレストランで、度々提供されるズッキーニフラワーのチーズ詰めフリッターは、初めてみた時から、絶対に作りたいと思っていました。
Ziggys Freshだけでなく、ファーマーズマーケットにも良く売られています。
食べごろ
ズッキーニはオーストラリアの春に旬を迎え、秋頃までマーケットに並びます。
花ズッキーニフリッターレシピ
詰め物は、モッツァレラチーズに、刻んだ2枚のプロシュートを練って、胡椒をしただけ。
それを、指を入れてひねって外したおしべを破棄した花びらの中に詰めています。最後はくるっと捻って下にして揚げる時間がくるまで冷蔵庫保存。
バッター液は、卵なしのサクッと軽い食感へ。
1/2カップのオールパーパス(中力粉/ 小麦粉)に、1カップの冷えた炭酸水、小さじ1/2のベーキングパウダーを混ぜて作っています。⚠️少量の場合や揚げるものがズッキーニだけの場合は半分量にしても良いかもしれません。ベーキングソーダ(重曹)ではなくベーキングパウダーの方です!
バッター液につけて油で揚げた花ズッキーニに、熱々のうちにお塩をぱらっとお好みで。提供するときには、ガーリック入りのマヨネーズソースを添えるとまた美味しい♡
こんな日は、テーブルセッティングしている場合ではなく、揚げたらすぐ温かいうちに食べるのがポイント!
パッションフルーツ / Passion fruit
甘酸っぱくて、クセになる美味しさ。半分にカットして、スプーンですくうだけ、という手軽さも嬉しい果実です。
たまに、酸っぱすぎてウーンとなるパッションフルーツも、今のところオーストラリア産のパッションフルーツは全部酸味がまろやかで、甘くて絶品!!
パープル種やパナマ種など、色々種類もありますが、その違いは未知。いつか食べ比べしてみます。
食べごろ
オーストラリアでは、夏と冬にピークを迎え、ほぼ一年中マーケットに並びます。
購入後は、常温で追熟して、少しシワがあるくらいが甘くて美味しい食べごろになります。
可愛いくて買っちゃったわよ編
フィンガーライム / Finger Lime
なかなか、ないよね、この見た目。ということで、オーストラリアやニュージーランドで知られるフィンガーライム。
レストランでも、カルパッチョなどオシャレな前菜に度々添えられて、見かけるこちらのつぶつぶ。
お味は、名前の通り、ライムの酸味と風味に、プチっとした食感が加わります。
食べごろ
オーストラリアでは、夏から秋にかけて旬を迎えます。12月頃から5月頃までマーケットに並びます。
食べ方
半分にカットした後、皮から押し出すようにして、指先で先端の方を押すと、うにゅ〜っと出てきます。
それを、スプーンなどですくって、サラダやヨーグルトのトッピングに、カルパッチョやセビーチェなど海鮮類にもよく合います。ライムと何が合うか想像すると、使いやすいかも。
レッドラブアップル / Redlove apple
こんな素敵な断面、万華鏡でしか見たことがない、と試さずにはいられなかった美しいリンゴ。ラブというロマンチックなネーミングも、私の心を掴み、そんな私は気がついたらこのリンゴを掴んでレジに並んでいました。
食べごろ
実は、スイス出身のこちらのレッドラブ、ヨーロッパや北米にも進出しており、現在オーストラリアでも栽培されています。オーストラリアでも、他のリンゴと同様、秋から冬にかけて旬を迎えます。
お味も、あま〜くて、美味しい♡こんな、可愛いリンゴは、友人たちが遊びにきてくれた際に、お出しして喜んでもらえました♡
ユニークな柄をいかして、サラダや前菜、チーズプレートやカクテルに添えるのも素敵。
シャンパンメロン / Champagne melon
スイカにシャンパンという名前をつけるセンスがいい。買っちゃうでしょ。
お味は…、甘いスイカに、シャンパンかけるのをイメージして食べない方がいいです。
去年購入したものは、ジューシーですが甘みはあっさりしていたので、今年の冬に期待っ。今の時期から店頭に並んでいます♬ 美味しいものにあたれば、ハニーの風味が感じられ甘いという評価も!
色が加わると、朝食も華やかに。
シャンパン色が美しく、種無しで、サクッと食感もいいので、パーティ用のフルーツポンチなんかに最適♡
そんなときは、ミニサイズのスクープがあると便利です。サワークリームをちょこっと器に添える時にもぴったりのサイズ感です。
キウイベリー / Kiwiberry
こちらのキウイベリーだけは、実は、ニュージーランド産。でも美味しかったから、ご紹介。
キウイの酸味が苦手な方でも、甘みが際立つこちらのプチサイズのキウイは、気に入っていただけるかも。とにかく、甘いんです。
日本では、ベビーキウイと呼ばれ、苗でも販売されているようです。
食べ方
通常のキウイ同様冷やして食べます。ただ、違うのは、皮が薄いので、洗って皮ごと食べられます。
デザートに添えたり、フルーツサラダやゼリーに、半分カットした状態でいれると、キウイベリーの特徴がより活かせるかもしれません♡
話題系
フェイジョア / Feijoa
食べごろ
熟れていないアボカドの赤ちゃんのような見た目、グァバの仲間で、南米原産のフェイジョア。オーストラリア産のフェイジョアは、秋から初冬、3月から6月に旬を迎え、店頭に並びます。
アボカド同様、やさしく押して柔らかくなったころが食べごろです。
食べ方
追熟してから、冷蔵庫で少し冷やして食べるとより美味しいです。キウイのように、半分にカットしてスプーンですくって食べるのが簡単です。
お味
この他にはないユニークな味をどのように表現するのか、が面白いところ。
甘酸っぱくて、キウイとライムの中間をいくような、初めて出会う味なんです。
でもどこか、懐かしさを覚える味だなと思ったら、海外のチューインガムにありそうな濃厚なアロマも感じます。ちなみに食感は、洋梨のような少しザラっとした舌触り。
食べているうちに、甘酸っぱさがクセになる美味しさです。
夫は、香水食べているみたい….と!!!
とにかく、味覚の境界線を超えてくる新たな味わいを楽しんでみてください♡
イェロ / Yello
日本発のシナノゴールド、Yelloという名で海外では商標登録されており、オーストラリアでも栽培・販売されています。
黄色いリンゴを使ったサラダレシピとリンゴの正体はこちらの記事へ。
今の時期に店頭にならぶ、日本発のオーストラリア産イェロ、ぜひ手に取ってみてください。甘みと酸味のバランスがよく、そのままはもちろん、サラダとの相性も抜群です。
以上、オーストラリアで楽しみたい絶品フルーツのご紹介でした。
ぜひ、いつもとは一味違った果物に挑戦し、新たな味覚や料理の幅が広がる素敵な時間をお楽しみいただけますように。
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