【厳選カクテルバー】キャンベラおすすめしっとりナイトライフ
薄灯りの中、テーブルにそっと置かれたキャンドルの灯火だけが、今晩のメンバーを照らす。こだわりの美カクテルにスポットライトをあてながら、思わず普段は見せない心情を語りたくなる様な雰囲気を醸し出す、大人の隠れ家。
そんなしっとり飲みたい夜にぴったりな、カップルや女子会にもってこいのカクテルバーがオーストラリアの首都、キャンベラにも存在します。
今回は、実は秘密にしておきたい、2022年現在のおすすめカクテルバー2選をご紹介。
本当のところ、もっとご紹介したいのですが、今現在、実際に足を運び、通い続けたいと思うほど気に入ったところがこちらの2件になります。(今後追加修正予定あり。)
Alcove
実力派がタッグを組み新規オープン
2022年の今年、お洒落で斬新、フーディも注目するレストランが続々進出するBraddonにオープンし、現在7ヶ月め。Ovolo Nishiホテル内、人気ベジタリアン専門レストラン、Monster Kitchen and Bar出身の二人、日本人シェフの下で下積みしたシェフと、カクテル世界選手権にも出場するバーテンダーとの豪華コンビで織りなす実力派カクテルバー&レストラン、Alcove。
毎回感動するのは、香港出身の彼らが醸し出すもの、それはオーストラリアという枠を超え、世界の美食家に通ずる「究極の風味」を丁寧に追求し続けるパッション。
オリジナルカクテルとのマリアージュ、和風テイストも感じられる絶品カナッペとのアートなプレゼンテーションは、ここは本当に「あの(田舎っぽい)キャンベラか」と思わせる異空間を演出しています。
カクテルペアリング
シグネチャーコースメニュー
それでは、早速Alcoveのシグネチャーコース、こだわりの軽食とそれらに合わせたカクテル6種、提供されるコース料理をご紹介。10月に入ると、メニューが変更されるそうです。
ハーフコース/ フルコース前半
ハーフコースとフルコースがあり、ハーフコースで提供されるのは以下の3つ。フルコースにおいては、これらはまだ序章に過ぎません。
軽くスモークされた今が旬の新鮮なシマアジと、赤シソのカクテルから始まります。もう、最初から大興奮。妖艶な桜色のコーディネートが素敵で、一瞬で心奪われました。
さらに、次に出されるのは、上品な焼き大根がそっと飾られた、和風あんかけ洋風茶碗蒸し。こんなにクリーミーでやさしいお味の茶碗蒸しは、日本でもなかなかない、と感じた、国際派シェフのアイディアの詰まった一品。
三品目は、カリッと揚がったワンタンカップに、柔らかく香ばしいチキンが入り、食感のグラデーションを楽しめます。一緒に行った友人の一人、香港出身の彼女は、こちら大・絶・賛! 大変気に入ったようでした。
一番のお気に入り
フルコースの4品目に登場した、こちらの出汁マカロンのパルフェとROASTED BARLEYという名のカクテル。私の中では最も響いたお気に入りの組み合わせ♡
薔薇の雫のような、しとやかなレッド。口にするたび美を吸い込むような雰囲気と、キルシュやバーボンが合わさった深みのある味わいに、ゆっくりと浸らせてもらえるカクテルです。
頑丈で重みのあるストーンプレートの上に、アールグレイの葉が注ぎ込む、小指でも潰せそうな程の繊細に施されたマカロンが誇り高く真ん中に居座る。そんな洗練されたプレゼンテーションもたまりません。
軽食のメイン
カクテルペアリング、フルコースの今回のメインは、熟成鴨。こちらと共に合わせるのは、ココナッツのカクテル。一緒に口に含んだものだけが、体験できる、奇跡の巡り合わせを、ぜひ味わっていただきたいです。
一口サイズのスイカのお口直しも可愛い美味しい。おもてなしに、こんな粋なプレゼンテーションもありだな、なんてこの時、チャコペンなみにすぐ消えていく頭ノートにメモっておきました。ここに書き残したぞっと。
フルコースのデザートは二択
フルコースについてくるデザートは、二種類から一つ選ぶことができます。こちらへ何度も訪れている美食家の友人のすすめで選んだのが、KAYAという聞いたことのないデザートにエスプレッソカクテルの組み合わせ。
食感としては、ミルクレープをもう少し密にしたようなデザートでした。お味は適度な甘さが心地よく、カクテルとの相性の良さも最後まで裏切らない、最高の組み合わせでした。
この日は、お祝いもあり、特別一本、ロウソクを灯していただきました♡ 軽食スタイルということでしたが、女性3人みな、カクテルの甘味も伴い、夕食として十分成り立つほど満足感のあるコースでした。
そして、後日、絶対喜んでもらえると確信した私は、別の友人たちを誘い、再訪しました。その時は、食事後、二件目で訪問、ということもあり、カクテルメインで注文。
みんなに喜んでいただけました♡普段、あまりお酒を嗜まないという友人が、美味しいと飲み切ったのは、フルコースの最後についてくるデザートのうち、前回私が頼まなかったセット。チーズケーキとSTRAWBERRYという名のカクテルでした。それがこちら。
おっさん女子の逆を行く、見た目はビール、中身は苺風味の甘くやさしいカクテルでした♡
二次会利用にもぴったり、お洒落で落ち着いたバー、ぜひお試しください。
行ってみようかなとお考えの方へ
最後に忠告が二つあります。場所がわかりにくい、ということと、室内の温度設定が高めということ。(ちなみに、私は体温高め、春現在、室温22-23℃設定で心地よさを感じるタイプです。)
まず、到着前、私も友人たちもみんな迷いました。Braddonのメインストリート沿いからちょっと奥まった場所に位置します。駐車場入り口上の、写真上カーテンの見える場所になります。脇を進むと、バーの入り口が見えてきます。
バーの室温に関しては、私以外の友人たちもちょっと暑いかなという感覚でした。ただ、薄着で調整できるレベルかと思います。
Molly
彼らと共有するコードはただ一つ、35°16’44.5″S 149°07’42.0″E。
それを辿っていくと目の前に現れるのは、路地裏の簡素なビル。入り口らしきドア周りには、面格子ががっしり施され、「悪〜い感じの人たちがこっそり取引きする場ですよね?」な雰囲気。
なんだかヤバ〜いところに連れてこられたな、と恐る恐る細い階段を上っていくと、開けるのに苦労しそうな程どっしり構えた木製ドアにぶち当たる。
ちょっと勇気いるから先に行ってと、言いたくなる様なドアをギギィ〜っと開けてみる。
するとそこに広がるのは、グレート・ギャッツビーの時代にタイムスリップしたかのようなレトロ空間。
ジャズが流れ、右手前には年代物のグランドピアノ、左の壁一面にはギャッツビーが愛したデイジーの口紅を彷彿させる、セクシーに照らされたボトルの数々。
そんなアメリカ禁酒法時代のスピークイージーのような隠れ家バー、Molly。
2018年に新規移転オープンしたMollyは、キャンベラの中心Civicに位置。週末の夜は予約必須なほど、知る人ぞ知るキャンベラの大人気バー。火曜の夜に開かれるジャズナイトも見逃せません。日本のものはもちろん、世界中のウイスキーを貯蔵しており、ウイスキー好きは必見です。
テーブルにはメニューがあり、バーカウンターへ行き注文すると、運んでもらえるスタイルです。
ソファ席、テーブル席が配置されるメインのバーフロア以外にも、銀行の金庫室のようなアーチ型のファンクションルームもあります。カップルだけでなく大勢で華やかに飲みたい日にもぴったり、1920年代の雰囲気に浸れるカクテル&ウイスキーバー、ぜひ覗いて見てください♡カクテルやウイスキーイベントも要チェック。
心地よい雰囲気のなか、美味しいカクテル片手に、素晴らしい仲間とともに一日を優雅に〆る。それがスムーズに叶う、キャンベラのおすすめバー2選、ご参考になれば幸いです。
素敵な週末を♬
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