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【食の美学】金沢のおすすめ美味しいレストラン6選に学ぶ器と盛り付け術

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美食の街、金沢。そんな地で、デートはもちろん、女子旅、親子旅、一人旅でゆったりと優雅にお食事ができるレストランをお探しではありませんか。

2015年に東京と金沢を結ぶ北陸新幹線が開通して以来、国内だけでなく外国人旅行客の増加が著しく、ここ5年で、海外の友人からも、好きな旅行先として名前が上がり、おすすめを聞かれることも珍しくなくなりました。

そんな国内外から人気急上昇中の地元金沢に、2023年1月、3年ぶりに一時帰国で戻り、やっとレストランへも足を運ぶことができました。

お料理好きの私がぜひ、その美学を吸収したいと感じた今回実際に足を運んだ最新情報を含め、海外の友人にもおすすめしたい、金沢レストランを厳選してご紹介します。

金沢で美食を味わえる人気レストランをお探しの方、器や盛り付けの研究がお好きな方、参考にしていただけることが一つでもあれば幸いです。

respiración

 金沢市民の台所、近江町市場すぐのミシュラン二つ星獲得レストラン、レスピラシオン。150年以上の歴史を持つ金沢の町家は、伝統と文化を継承しつつ、モダンスパニッシュという新たな息吹がセンス良く吹き込まれています。
 蔵のウェイティングルームに案内されたのは、この日は8名。その場に佇むだけで瞑想できそうな、アロマ漂う暗く静かな空間。そこで注がれる一杯のこだわりのティーから序章は始まります。

 案内された席からは、スポットライトを浴びた何人ものシェフたちが組体操するように静かに、ただ着実に素晴らしいものを作り上げていく様子が窺えました。
 創造物の美は瞬間的であるべきだ、と言わんばかりの宝石のような甘エビを、贅沢に味わうところからコースはスタート。独創性の真髄を究める多彩なショー、新鮮ハーブのスープ、牡蠣、ピルピル、ジビエ、ペスカードの波がきて、加能蟹のパエリアへと続きます。

 情熱に思いやりの微かな香りのする一皿の数々には、地産地消を大切に、地域活性食文化の継承に取り組むシェフたちの思いが込められていました。スパニッシュにも関わらず、日本の芸術を堪能できるレスピラシオン、国内だけでなく海外の友人にもぜひおすすめしたいレストランです。ソムリエの厳選ワインペアリングもお忘れなく!

金沢駅直結百番街「あんと」内には、レスピラシオンのお持ち帰り専用のチーズケーキショップ PiSo by respiracionがあります。そこでしか購入できない期間限定バスクチーズケーキもおすすめです。2023年1月は、金時さつまいもとチーズケーキが層になったバスクチーズケーキが販売されていました。こちらが、絶品でした♡

A_RESTAURANT

 金沢駅からタクシーで10分、金沢最大の繁華街、片町。そこに埋もれる雑居ビルの階段を上がり、恐る恐るドアを開けると、外観からは全く想像できない華やかなバーが。そんなスピークイージーのような、異空間ジャパニーズフュージョンのコース料理を楽しめるのが、A_RESTAURANT。
 器や小物使いが斬新で面白く、食のコンテンポラリーアートのような想像を掻き立てられるプレゼンテーションが魅力的。

 一緒に訪れる友人たちと、この一皿に何を感じるか、それぞれの感想を聞き、意見交換しながら楽しみたいレストランでもあります。(←うるさい?)
 さらに、デザインの匠seccaと石川樹脂工業株式会社ARASという地元企業のコラボ器の数々は、どれも目を見張るものがありました。お食事と同時に器の美術館を訪れた気分に♡

 炊き込みごはんの前に披露していただける大きなタラバ蟹や、兼六園の雪吊りを模した豪華なプレートなど、エンターテイメント性抜群、飽くなき探究心から生まれる食の芸術が楽しめる、新しいもの好きには堪らないレストラン♡こちらも、ワインペアリングとぜひ。

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L’OSTAL

 ジビエワインはお好きですか?もし答えがイエスなら、マタギかつシェフである奥様とソムリエのご主人という豪華共演で織りなす小さなフレンチレストラン、ロスタルがおすすめです。金沢駅東口からタクシーで5分、歩いても10分ほどという、駅近ホテルに滞在中の観光客にとっても便利な位置。

 アミューズに、加能蟹とジビエの前菜が二品、さらに甘鯛のお魚料理と続き、お肉料理へと、大自然のそよ吹く風をエレガントに感じながら次々と美しくかつ繊細なコース料理を楽しみました。
 本州鹿と猪ファルスのジビエアンクルートという名のパイ包みは、やわらかく、ソースとの相性も抜群でした。

 地元ブランドの器と美しく盛られたお料理とのコラボの洗練されたセンスが楽しめるのもL’OSTALの魅力。火入れ抜群の日本最高峰 網猟り青首鴨。その艶やかなソースといい、丁寧な仕事ぶりが感じられます。ソースは、まぁ〜るく、器に載せてからお肉を添える技、今度やってみようっと。
 ソムリエがおすすめするワインとのマリアージュもぜひ味わっていただきたいジビエの名店へ、ぜひ。

鮨 木場谷

 古き良き街並みが残る主計町茶屋街すぐそばにある、ミシュラン一つ星獲得店、鮨 木場谷。暖簾をくぐると目に留まるのは、気持ちの良いほど一直線に伸びる白木造りのカウンターと、その奥に望む日本庭園
 鮨職人のこだわりとセンスが感じられる空間で、舞台の指揮を執るのが、富山の鮮魚店で育ち、江戸前鮨の名店で修行を積んだ陽気な大将、木場谷 光洋氏。美しい旋律を奏でながら、滑らかに泳ぐ魚のように鮨を握る姿が印象的。


 早朝に富山の漁港で調達した極上の蟹をすぐに調理したあとは数時間寝かせたほうが旨みが増すのだ、と目利きした食材を当日の完璧なタイミングで提供する、その鮨職人としての矜持を感じる一品を味わいに、海外から訪れる観光客が跡を絶たないのも納得。Pocket Conciergeで海外から英語予約も可能になっています。

 この日は私たち以外に、おひとり様が2組、地元の常連さんもいらっしゃいました。「どちらからですか?」と、分け隔てなく一人一人に話しかける大将のおもてなしは、居心地の良さを感じます。
 金沢には鮨の名店が数多く存在しますが、この素敵な空間で、唯一無二の大将が握る鮨はまさに「鮨 木場谷」でしか味わえない極上の味。ぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょう。

鉄板焼「銀杏」

金沢で、特別な日にぴったりの夜景とお食事が同時に楽しめるレストランをお探しの方、また3名以上でコーナー席を設けた板焼きカウンターをお探しの方にお勧めしたいのが鉄板焼き「銀杏」。金沢駅東口前、ホテル日航金沢29階にあり、観光を終えた旅行客も気軽に寄れる便利な立地。

季節の食材を使った3つの旬のコースからお好みで選びます。活鮑、舌がトロける能登牛も贅沢に味わえます。鉄板焼きが大好きな夫も大満足でした。

地元ブランドの美しい器の数々やプレゼンテーションも魅力的。竹中シェフがそれぞれの好みに合わせて丁寧に焼き上げる能登牛が絶品で、ホテルならではの安定した高品質なサービスと、毎回また戻って来たいと思わせてくれる金沢の大好きなレストランの一つです。

東山ロベールデュマ

おひとり様やこだわりの友人とでも安心して楽しめる金沢フレンチの名店をお探しではありませんか?東山の茶屋街で、その通りに一店舗だけ、ぱぁっと花が咲いたように夜道を照らしてくれるレストラン、東山ロベールデュマ。その艶やかな灯りに誘われて、一歩足を踏み入れると、そこはどこかノスタルジックで、格式高き大人な空間が。

可憐に咲き誇るの蓮のテーブルナプキンに喜んでいたら、次から次へその余韻を繋いでいくように、地元の旬食材と融合した繊細な金沢フレンチコースが提供され、感動の波が収まりません。蓮の折り紙ナプキンだけでも、おうちでも取り入れてみました♡

雲丹に白子、甘エビ、鮑などシーフード好きには堪らない食材に、最後はしっかりお肉と、それぞれに合わせたワインとのマリアージュを堪能しました。一皿ごとに、もっと金沢フレンチが知りたくなる、お料理だけでなく器好きの好奇心もくすぐられるプレゼンテーションに最初から最後まで幸福感に包まれました。また絶対に伺いたいレストラン♡

以上、今回金沢で訪問したなかで厳選する、友人にもおすすめしたい素敵なレストラン特集でした。それでは、皆様、大切な仲間と美味しいものでハッピーに、素敵な金沢時間をお過ごしください。

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