【人気レシピ】ステーキ好きが選ぶ究極のリバースシア
自宅でもステーキをプロのように上手に焼きたいというお肉好きの方、またオージービーフさえも美味しくなるこだわりの焼き方を、お探しの方へ。
我が家では、和牛ステーキに目がない夫が、何度も失敗を繰り返し、夜間眠れない時には、数々のYOU TUBEで、ステーキの美味しい焼き方の研究に日々励んでいました。
そして、ちょうど二年前の、2020年7月、ついに究極の焼き方に出会い、一発で完璧な絶品ステーキを焼き上げることに成功しました。その後も、肉に対する彼の情熱は高まる一方で、彼のこだわりステーキは徐々に進化を遂げていきました。
その方法、「リバースシア」
そんな彼の力作、コツを掴めば誰でもできる、オージービーフさえも美味しくなるステーキの究極の焼き方、リバースシアという最高の方法を共有させていただきます。
ステーキ肉の選び方
霜降り具合
人は見た目で判断できないこともありますが、お肉は完全見た目で判断しましょう。和牛の「A5」が見た目で決定されているように。
中でも、素人目線で一番わかりやすいのは、きめの細かい霜降り具合です。もっと詳しく知りたいという方は、こちらへ。
お肉の厚み
次に重要視したいのが、厚みです。理由は、表面を高温で焼き付ける際に、ある程度厚みがないと、ジューシーで完璧な焼き加減に調整するのが難しいからです。お好みですが、少なくとも1インチ( 2.54cm )は、欲しいところ。理想は、1.5〜2インチ( 3.8〜5cm )。
おすすめのステーキのカット部位3つ
・サーロインステーキ/ ポーターハウス/ ニューヨークステーキ
・スコッチフィレ/ リブアイ
・テンダーロインフィレ
オーストラリアとアメリカで呼び名は変わりますが、我が家でステーキにするのは、主に上記の3つのカットです。
オーストラリアでの購入場所
身近なスーパーでも、状態の素晴らしいお肉がオーストラリアでは手に入ります。おすすめは、ウールワースのブッチャーカウンターと、コストコです。特に、ウールワースの自家農場で育てられたオーストラリアの和牛の質が良く、私たちの一番のお気に入り。
【追記】2023 年一部キャンベラのウールワースブッチャーカウンターが閉鎖されたので、最近はコストコまたは、フィッシュウィックのフレッシュマーケットで購入しています。
失敗しないステーキに必要なアイテム
リバースシアステーキ必須アイテム
・お肉の内部温度を測る温度計
お肉に温度計を刺した状態で、オーブンやグリルに入れることができ、目標温度に達成すると、アラームがなるので、一台あると、とっても便利です。
あると嬉しいアイテム
・蓋付き炭火グリル
・炭火(lump charcoal)
・粗挽き胡椒
粗挽き胡椒は、電動ミルが断然便利です。
究極の調理法:リバースシア
リバースシアとは?
リバースシアは、低温調理してから最後に表面に焼き目をつける方法です。
リバースシアが優れている理由
・技術が必要になるのは、最後に焼き目をつける数分だけ
・どの位置をカットしても同じ焼き加減
・低温でゆっくり焼くことで、中の水分を失わず、表面を乾燥させることができるので、最後に高温で焼く際にカリッと仕上がる
リバースシアの方法
リバースシアで仕上げる極上ステーキ
〜グリルver.ミディアムレア〜
- お肉の準備:お肉を冷蔵庫から取り出し、粗挽きの胡椒を塗した状態で1時間程、常温に置いておきます。お塩は焼く直前に振ります。
- 炭火の準備:少量の炭に、火を起こします。*少量の目安は下の写真参照
- グリルの準備:炭火をグリルに投入。
- お肉に温度計を刺します。お好みで、ヒッコリーチップスを入れた炭火グリルの中で、弱火で蓋をして、ゆっくりと、お肉の内部温度が目標温度に達するまで焼きます。
炭火の量と、お肉の厚みによって変わりますが、20分〜1時間ほどかけます。
*目標温度の目安:
お肉の厚みが
1インチ/ 2.54cmの場合90°F/ 32℃
1.5インチ/ 3.8cmの場合100°F/ 38℃
2インチ/ 5cmの場合110°F/ 43℃
に達したら取り出し、お肉の温度計を外します。
*華氏℉で温度管理するメリットとしては、細かく経過を管理できます。海外仕様の温度計はほぼどちらにも変換可能になっています。 - 内部温度が目標に達したお肉はグリルから取り出し、アルミホイルに包んでおきます。その間にグリルを超高温に熱します。←目標温度まであと20°F /10℃の時点で、追加する炭火の準備を始めます。
- 超高温にしたグリルに、アルミホイルから取り出したお肉を戻し、裏表を2分ずつ焼いて、カリカリにします。注意お肉が1.5インチ以下の場合はもう少し早めに取り出します。
- できあがり。
*最初に弱火で使う炭はこちらの写真程度の少量で、高温にする際にはこちらの3倍使います。
焼き加減の調整方法
上記のミディアムレアが私たち夫婦の好みですが、ミディアムやミディアムウェルがお好みの方へ。
ミディアム:
厚みが1.5インチ/ 3.8cm以上の場合、工程4で、内部温度がミディアムレアの+5℉/ 2.5℃に達した時点で取り出します。例えば、お肉の厚みが1.5インチの場合、105℉/ 40℃、厚みが2インチの場合、115℉/ 46℃。
お肉の厚みがない場合は、内部温度を見るのでなく、最後に高温で焼き付ける際に、少し長めに焼くのが良いそうです。
ミディアムウェル:厚みが1.5インチ/ 3.8cm以上の場合、工程4でお肉の内部温度がミディアムレアの+10℉/ 5℃に達した時点で取り出します。例えば、お肉の厚みが1.5インチの場合、115°F/ 46℃、厚みが2インチの場合、120℉/ 48℃。
以上が大体の目安になります。
ステーキに添えると美味しいもの
ガーリックチップス、ホースラディッシュ/ 山ワサビ がおすすめです。ウールワースで購入できる、クリーミーなホースラディッシュ、MasterFoodsのHorseradish Creamがお気に入り。
ステーキの温め方
多少焼けてしまうのは仕方がないのですが、一番簡単で美味しい方法は、霧吹きをしてから、ふわっとラップをして、レンジ700W程で30秒を2回行います。ステーキとして、というよりは、薄切りにしてサラダにするのがおすすめです。
ぜひ、美味しいお肉で、おうちでも、絶品ステーキをお楽しみください。
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