【ブルーニー島旅行記】ここが良かった!海の生物が織り成す異世界: 美食と快適ホテル旅
オーストラリアの南の島、タスマニア…No,No,No タァズメイニアにある、そのまた島、ブルーニーアイランド。
煌めくエメラルドグリーンに浮かぶ、全長約50kmに伸びる島は、真ん中でキュッ〜と絞られるようにして、The Neckと呼ばれる細長いビーチで、北と南を繋いでいます。
そこに吹き込む爽やかな空気と一緒に集まるのは、他ではなかなか見られない個性的な生態系。
そんな地理的隔離と気候の多様性が生み出す自然の宝庫、ブルーニー島を訪れた際の最新旅行記をご紹介します。
2023年6月、オーストラリアの南島タスマニアのドライブコースのまとめはこちらへ。
ブルーニー島への行き方
ブルーニー島観光の仕方
2023年現在、ブルーニー島への一般的な観光方法は2つ。
車で行くか、ツアーに参加して行くか。というのも島にはタクシーサービスがないそうです。
ブルーニー島には、レンタカーショップもないため、個人で行く場合、車は事前に借りて、唯一の交通手段、フェリーに乗って行くということになります。
小さなブルーニーアイランド空港なるものもあるので、プライベートジェットで向かうことは可能だと思われる。
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Ketteringからフェリー乗船
ホバートの中心部から約30分のところにある、Ketteringのフェリー乗り場から乗船し、ブルーニー島まで約15-20分。近いっ。早いっ。
SEALINKという、車ごと乗船できるフェリーが朝6時台から毎日約20-30分毎に運行しています。
チケット料金は、曜日や時間帯によって変動しますが、2023年現在、普通乗用車一台AU$37.5〜50.6(往復)。
事前にチケットを購入する必要はなく、到着したら、乗車したままゲートでチケットを購入し、そのまま、流れに沿って車で列に並びます。
Ketteringのフェリー乗り場には、朝7時半からオープンしているBruny Island Gateway Cafeがあります。
車を列に止めたら、フェリー乗船までの間、余裕があればコーヒーを楽しむことも。
フェリーの中には、お手洗いも完備され、綺麗な朝焼けを眺めるのに車外に出たり、と自由に過ごせます。
ブルーニー島の観光地
ブルーニー島で行きたいスポット
(北から順に)
・Bruny Island House of Whisky: ブルーニー島で評判のウイスキー専門店
・Get Shucked: 有名な牡蠣養殖場&新鮮な牡蠣を提供するオイスターバー
・Bruny Island Cheese & Beer Co.: 手作りチーズプレートやクラフトビール
・Bruny Island Honey: 新鮮なはちみつの試食とローカルお土産
・The Neck Game Reserve Lookout: ブルーニー島を象徴する絶景撮影スポット
・Bruny Island Chocolate Co.: ローカルチョコレートのお土産ショップ
・Hotel Bruny: ブルーニー島東沿岸に位置するカジュアルホテル兼レストラン。美しいサンセットを眺めながらの夕食
・Bruny Island Premium Wines: ローカルワインが楽しめるワイナリー
・Two Tree Point Resolution Creek Historic Site: 歴史的な場所、美しいビーチ
・Bruny Island Raspberry Farm: ラズベリー栽培農園、カフェ
・Bruny Island Cruises: ブルーニー島の美しい海岸線や野生生物を観察できるクルーズツアー
・Cape Bruny Lookout: ブルーニー島南端の景勝地、壮大な海岸の眺め
と、私が気になる観光地を挙げると、こんな感じです。
ブルーニー島一泊滞在プラン
私たちは、今回ブルーニー島に一泊滞在(午前着、翌朝出発)。そして、アクティビティは、一番気になる、ブルーニー島クルーズ3時間をメインに、予定を組みました。
ブルーニー島到着後の朝、ツアークルーズ前は、ほとんどお店が開いていなかったため、絶景スポットである、The Neck と、Two Tree Pointのビーチなどを散策。
ツアークルーズの出発場所から程近い、Adventure Bay General Storeというお店で、酔い止め薬を購入しました。(船内でデッカいジンジャーピルは配られます)
こちらのお店には、薬だけでなく、フルーツやドリンク、野菜まで町のスーパーのような感じでなんでも売られています。
その後、3時間のブルーニー島クルーズを楽しみました。
ツアー後に、後述する2カ所、Get Shuckedのオイスター、Bruny Island Cheese & Beer Co.のチーズプレートを食べに行きました。
最後は夕焼けを観に、Hotel Brunyへ行き、夕食の美味しいシーフードチャウダーを食べて、滞在先のホテル 43 Degrees Bruny Islandへ。そして翌早朝出発。
という感じで、あっという間にブルーニー島滞在終了。
ブルーニーアイランドクルーズ
今回の旅のメイン。ブルーニー島を巡る「3 Hour Wilderness Cruise」という3時間の観光クルーズです。事前にネットで予約しました。
オフシーズンである6月は、午前11時から午後2時の3時間。
10時30分までにチェックインでしたが、余裕をもって少し早めに到着。
乗船場がある建物内には、カフェやお土産ショップがあります。絵本やタスマニアソルト、ジンや、タスマニアデビルグッズなどが売られていました。
時間が来たら、赤色の防水ロングコートが貸し出され、ボートに乗船。
早いもの順なので、ここに座りたいという希望があれば、先にいくべし。
私は酔いやすいので、一番後ろへ。
ないようで、一応、操縦席の横の階段を降りると、☆一つレベルの簡易トイレが設置されているそうです。何人かの勇者は利用していました。
それでは、出発。
実際にこの場に浮かび、目の当たりにする自然の力。
エメラルドの宝石のように煌めく海に包まれ、
ブルーニー島の地形が織りなす美しさに身を委ねる。
風がそっと舞うたびに、心を奏でる潮騒と生命の息吹。
壮大なスケールの中、そんな心地よい響きを全身で味わう贅沢さがありました。
居住者、あざらしが降りてくる姿も、最高の癒しです。
ここに連なる険しい崖は、まるで自然が彫り上げた巨大な彫刻作品。
上の写真は、The Monumentと呼ばれる、キングとクイーンが降り立って見える夢幻的な海食柱。
ブルーニー島を纏うドレライトの海食崖は圧巻ですっ!
The Monumentとの隙間をこうして、風を切って渡る爽快感も体験できます。
「いや、寒いでしょ」って思われた方、大丈夫です。このあと、中の物体をパキッと破ると温熱効果が出るエコ版ホッカイロのようなものを手渡してもらえますから♡
オーストラリアでよく見かける、黄色のモヒカンが可愛いコッカトゥーのくりぬき海食洞を発見。
同じレベルで間近で見ると、思っていたより勢いも音も想像以上な、潮吹き穴。
ペンギンにしか見えない鳥!!もみかけました。
このあたりで、ガイドが話していたのは、ブルーニー島で獲れるアワビの話。
タスマニアのアワビ産業において、アワビの収穫や所有権はクォータ制度に基づいて割り当てられているのだとか。特定の個人や団体に対して商業アワビのクォータが与えられ、そのクォータ内での収穫が認められているそうです。
で、その最後の権利が、数年前にオークションにかけられていたらしい!!億越えで、もちろん売却済みですが。
買えないけどその権利欲しい!
ちなみに、収穫されたアワビはそのほとんどが、日本を含むアジア圏へ輸出されているとのこと。
確かに、タスマニアのレストランだけでなく、キャンベラでも、アジア系のフィッシュマーケットくらいでしか、アワビは見かけませんが。
そんな話も聞きながら、見えてきたのは、イルカの群れ。
iPhoneのカメラをライブフォトに設定するのをお忘れなく。
シャッターチャンスを逃しても、前後1.5秒のどこかには写っているはず!
このあと、撮影自体間に合いませんでしたが、絶滅の危機に瀕している鳥アルバトロスにも出会いました。
こんな感じで、なんだかあっという間の3時間でした。
正直、最後の15分くらいは、寒さと眠気でちょっと意識が遠のいていましたが笑。
6月後半、クルーズに乗船中の体感温度、10℃以下です。
それでも、お勧めしたいのは、本当に感動する光景が待っているから。
寒い時期に訪れる方は、貼るホッカイロを全身に貼り付けて、楽しんできてください♡
ブルーニーアイランドクルーズが出発するアドベンチャーベイには、今回出会えなかった白いワラビーが頻繁に出現するそうです。ぜひ探してみてください。
Get Shucked
ブルーニー島パシフィックオイスター
ブルーニー島にきたら寄りたい、牡蠣養殖業兼オイスターバーを営む、Get Shucked。
ここでオイスターを食べずして帰れない、ブルーニー島の牡蠣といえばココ!というほどの有名店。
ブルーニー島クルーズのあるアドベンチャーベイから車で30分。ツアー後に行ってきました。
店内でも食べられますが、テイクアウトされる方も多く見受けられました。
平日午後2時半すぎでも列ができていました。屋内の席数は限られていますが、ギリギリ座ることができました。
Mix Dozenという、3種の牡蠣が4つずつ付いてくるものと、Hot Chipsを注文し、夫と二人でシェア。
パシフィックオイスターのベストシーズンと言われるオーストラリアの秋冬期間である、6月に食べた感想を一言で述べると、美味しい。そりゃそうだ
Get Shuckedオイスターの味
能登の岩牡蠣などを食べて育った生牡蠣大好きな私の個人的な見解ですが、日本の真牡蠣を先祖にもつオーストラリアのパシフィックオイスター、こちらのは良い意味で爽やかタイプです。
シドニーのロックオイスターに比べると、ミネラル感は穏やかで、2ダースはペロっと食べられそうなほど、軽やかな味わい。ぷくっと見た目にも美しい牡蠣は、クリーミーで、口の中で優雅に滑らかに広がり、やや甘みも感じられました。
生牡蠣が苦手な人でも、食感が大丈夫であれば、美味しい!となりそうな万人受けする生牡蠣ではないでしょうか。
ただ、日本の岩牡蠣が大好きです、という人にとっては、少々物足りないとなる可能性も。
ましてや、牡蠣にベーコンとウスターソースを載せて焼くキルパトリックに関しては、ただでさえ繊細な牡蠣の風味が、自己顕示欲の強いベーコンに完全に支配されていました。それでも美味しいので、黙っていただきますが。
カキフライもさっくさくで、最高でした♡
ということで、こりゃあ、最低でも一人一ダースは食べないと満足できないな、と思いながらも、「ここでたくさん食べたら他で食べられなくなるよ」と、牡蠣店でなぜかフライドポテトを注文した夫の発言によって、欲望にブレーキをかけることになり、次の目的地へ移動するのでした…。
Bruny Island Cheese & Beer Co.
Cheese, Beer, Breadって、最高の組み合わせ。
Get Shucked から車でたったの1分のところにある、Bruny island Cheese & Beer Company。チーズショップとクラフトビールのバーが併設しています。
平日の閉店間際でも結構混んでいました。上の写真では静まり返っていますが、それは私たちが一番最後にお店を後にしたから。
カウンターで、PLOUGHMAN’S PLATTERを注文しました。バラエティ豊富なチーズが、どれも濃厚でとっても贅沢。それぞれの個性が強いので、食べていて飽きないというのも嬉しい魅力。
燻製ワラビー肉が載っていることは黙っておこうと思いましたが、ついてきます。お味は、全く悪くないです。むしろ、良い…。
チーズやクラフトビール、ソースやピックルなど種類豊富なテイクアウト&お土産ショップも充実しています。
ビール好き、とろけるチーズが大好きな方にぜひおすすめしたい場所です。
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43 Degrees Bruny Island
物語にでも出てきそうな可愛らしい森の小人が住んでいそうなブルーニー島のホテル、43 Degrees Bruny Island。
今回参加したクルーズBruny Island Cruisesがある、アドベンチャーベイに位置し、海の目の前ということもあり、波の音が聞こえてきます。
中も、とっても綺麗でした。浴室には、ジャグジーつきバスタブあり。
ミニキッチンがついており、ボトル赤ワインのプレゼントも用意されていました♡
大体必要なものは、揃っています。
ちなみに、シャンプー類やヘアドライヤーはもちろん、スリッパもありますが、歯ブラシはないのでご持参を。
翌日は、フレシネに向かう前に、ポートアーサーに寄るため早朝出発したので、こちらの朝食(朝8時〜8時半頃にお部屋に運ばれる)は食べられませんでした。レビューによると、シンプルだけれど美味しいと高評価を得ているようです。
ブルーニー島には、特にファンシーなレストランやホテルがないため、滞在するか日帰りにするかで、迷うかもしれませんが、クルーズツアーに参加する場合は特に、滞在をお勧めします。
ゆっくり島を巡り、ラッキーであればオーロラが観測できるかもしれない夜空の下、喧騒から離れた静寂の中に響く波の音をBGMに、ワイン片手に大切な人と語り合う夜というのも素敵です。
こちらの可愛らしいホテルは清潔感があり居心地がよく、扉の前の芝生には、野生のワラビーが跳ねていたりと、自然の風を感じるのにも最適な場所です。
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- 場所:1 Lumeah Rd, Adventure Bay TAS 7150
- チェックイン / アウト:2pm / 10am
- ホームページ:こちら
タスマニアが誇る自然の宝庫、2023年6月のブルーニー島滞在記でした。参考にしていただけることが一つでもあれば幸いです。
それでは、皆様、素敵な旅を。
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Look at your perfect reports on Tasmania!! I just can’t wait to go there…glad you had a wonderful time.
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