【大人バスチー】海外でも大人気!洋酒香る本場バスクチーズケーキレシピ
バスチー、バスチーって、似たようなレシピばかり、味も大して変わらない、作るのが面倒だからそれなりに美味しいと思われるものを購入したほうがマシ、なんていう方が多いのではないでしょうか。
ただ、「困った時にはバスチー」と言われるように、←By 私
ただ何にも考えずに材料を混ぜていくだけ、
オーブンに入れさえすれば、うっかり焦がしても大丈夫。
一番難しいのは、焼き上がった後に、美味しさのピークまで冷蔵庫で寝かせること
という、必要となる1〜2日前に作っておけば、ケーキ初心者でも美味しくでき、さらにみんなから絶賛される、というのがバスクチーズケーキなのです。
そして、今回は、洋酒を使って深みを出すことで、普段のバスチーをグレードアップさせ、海外で作るたびに大絶賛されるバスクチーズケーキレシピをご紹介いたします。
本場のバスクチーズケーキとは
発祥はどこ?
そもそも、どの国が起源なのか。それは、スペインのバスク地方サン・セバスチャンにあるレストランバー、La Viña ラ・ビーニャで提供するチーズケーキが発祥だと言われています。
彼らは英語レシピを提供していませんが、そのお味に感動した、各国の料理家や旅人が自国にアイディアを持ち帰り、世界に広まっていったそうな。
サン・セバスチャン在住の料理家兼ジャーナリストであり、ベストセラー本「BASQUE COUNTRY」の著者でもあるMarti Buckleyが、そのバルで提供していたバスクチーズケーキを再現したところ、大ヒットに。私も彼女のバスチーに虜になったものの一人。私の最初のバスチーは、彼女のレシピから始まりました。
材料は至ってシンプル。クリームチーズ、卵、生クリーム、砂糖、小麦粉というもの。ベイクドチーズとレアチーズの中間地点のような柔らかく濃厚なケーキで、トップはカラメル色に焦がし、香ばしさを漂わせるというのもポイントです。元々、バルで提供され始めたように、ワインとの相性も抜群です。
洋酒香る大人のバスチーレシピ
そんな私のレシピ、本場バスクチーズケーキ、ラ・ビーニャの味を再現したMarti Buckleyのレシピを参考に分量を調整しています。グランマニエを少量加えることで、重厚感のあるレストラン風バスチーに仕上げています。
材料
(18cm型)
・クリームチーズ 2箱(500g)常温にしておく
・砂糖 (グラニュー糖) 200g
・塩 ひとつまみ
・卵XL(日本のL) 3個(160g程)
・生クリーム 240g
・グランマニエ 小さじ2
・小麦粉 大さじ1(All purposeまたはケーキ用)
方法
① まずは準備から。オーブンは200℃(ファンモードのグリル)または220℃(日本のオーブン)で予熱しておきます。そして、18cm前後のケーキ型を用意し、お好みの方法でベーキングシートを敷きます。
型をシートの中心に置き、型に向かってはさみで切れ目を入れていきます。できたら、折り目をつけて、型に入れます。長くはみ出た部分はカット。これが一番大胆かつ簡単でバスチーに適した方法。
② ウーリーなどで、2つセットで売られているフィラデルフィアのクリームチーズをそのまま利用します。常温に置いておき、ヘラで柔らかくしてから、ハンドミキサーで混ぜていくと、顔やお気にいりエプロンに跳ね散って、うぎゃーっと叫ぶことなく、落ち着いて混ぜることができます。卵もさきに混ぜておきます。
③ ここまで準備ができたら、ボウルに、レシピの順に、材料を一つずつ、追加していくごとにミキサーでしっかり混ぜるを繰り返します。卵は、3回ほどに分けて混ぜます。グランマニエまで混ぜたら一旦ストップ。
④ 最後の小麦粉はできれば濾してから混ぜると早く綺麗に混ざり、さらにここだけヘラで優しく泡を潰さないように混ぜると、高さが若干出て見た目が綺麗に、食感もふわっと仕上がります。ただ、そこまでの大差はなく、面倒であれば、濾さずに、さらに最後まで全てミキサーで混ぜ切っても美味しさに関して問題ありません。
⑤ 全て材料を混ぜたら、型に流し込み、表面をならして予熱済みのオーブンへ。ファングリルモード200℃(通常モード220℃)で50分前後、海外の大きなオーブンの場合、下から2番目に設置します。トップがカラメル色になるまで焼きます。
⑥ 好みの色になったら、オーブンから取り出します。この時点で、30%程高さがでており、軽く揺らすと、プルンプルンに揺れますが、時間を置くと落ち着き、固まるのでそのまま粗熱が落ち着くまで常温にし、その後型にいれたまま冷蔵庫で1日冷やしておきます。
⑦ 美味しさのピークは、トマトベースのミートソースのように、作ってから24時間後〜72時間にきます。作った当日ではなく、ぜひ翌日にお味見を。驚くほど濃厚さが増します。そのあとも長く置いてみましたが、美味しいのですが、時間と共にお味のレベルはやんわりと劣化していきます。
⑧ 提供する際に、型から取り出し、ベーキングシートを優しく剥がしたら、包丁をお湯であたためてから水分を拭き取り、カットします。カットするごとに、お湯で洗って拭き取るを繰り返すことで、カットする断面が綺麗になります。
調理器具ないんですけど編
そもそも、初心者向き、だれでもできる、風に言っておきながら、ケーキ型とか、ハンドミキサーとか、ましてやグランマニエとかあるかいな、という方へ。
私はこちらを愛用
ハンドミキサーなしで、腕が少々痛くなりながらも全て、木べらで混ぜるバージョン、またオーブンで使える鍋バージョン、グランマニエの代わりにラム酒でも作ってみましたが、同様に美味しくできました。ラム酒の場合は、砂糖の分量を10g程減らして作ることをお勧めします。甘味がしつこいなと感じればさらにお好みで減量してください。
ちなみに、オレンジ風味のグランマニエは、カスタードクリームとの相性が抜群で、シュークリームや、クレームブリュレにもとっても合います。さらに、チョコレートや、オランジェット作りなんかにも最適ですので、一本あるとお菓子作りに役立ちますよ♡
焼いたあとにデコレーションも必要なく、それだけで十分美味しい滑らかバスクチーズケーキ、持ち運びも簡単なので、友人宅にもっていくシチュエーションにも大変便利です。
夜はぜひお好みのワインやウイスキーと一緒に、濃厚な絶品バスクチーズケーキをお楽しみください♡
海外で一冊あると嬉しいラッピング本
それでは、皆様
今日もスイートな夜と一日を♡
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